ギフトマナー辞典
ギフトの老舗シャディが贈るGIFT MANNERS
メニュー
結婚式を盛り上げるには余興が必要
余興
 
披露宴
 

結婚式を盛り上げるには余興が必要

結婚式は神聖な誓いのセレモニーではありますが、新郎新婦や参列者にとって楽しい思い出となることも大事です。余興などで盛り上げたいところですが、上品な空気を壊さないような配慮も必要など、独特な気配りをしなくてはいけません。余興をするときのポイントを紹介します。

余興をするときのポイント

誰が担当するのか

一般的に新郎新婦の友人が担当することが多いようです。たとえ当日の仕切りは友人におまかせするとしても、準備段階ではできるだけ企画に携わることをおすすめします。ほぼすべての参列者が注目する、結婚式の中でも重要なパートになります。友人、新郎新婦でしっかりとプランを練り上げておく必要があるといえるでしょう。
また、予算に余裕があるならばお笑い芸人などに依頼するケースもありますが、誰もができることではありません。限られた予算内で自分たちらしいものにしてみてはいかがでしょうか。

ゲスト全員が楽しめる内容に

結婚式というのは老若男女、さまざまな方が参列するイベントです。新郎新婦の親族、上司や同僚、友人など年齢も性別もバラバラな人たちが集まるので、笑いのツボは必ずしも同じではありません。それでも、ゲスト全員が楽しめる内容にするというのは欠かせないポイントです。親しい友人だけがわかるような内輪ウケにならないように注意してください。

短めの方が好評

たとえハイクオリティの余興であっても、長時間続くようなものは望まれていません。なぜならば、どのゲストもまわりの方と歓談したいなど、自分なりにしたいことが少なくないからです。長時間にわたって注目しなければいけないような余興では、かえって興ざめともいえます。
一般的には5分から10分の余興がほとんどです。あくまでも短時間でインパクトのある内容を目指しましょう。

心を込めることが大事

参列者の笑いを誘うための余興ですが、やはり結婚式なので下品なネタはNGです。新郎新婦の門出を祝う、心を込めたものにしなくてはいけません。逆にいえば大事なのは心ともいえます。
最近では音楽や映像にこだわった余興もありますが、結婚式にふさわしいかというと疑問なケースも多々あるのです。たとえPCスキルがあったとしても、そればかりに頼ることはおすすめできません。多少見栄えが悪くても、真心が必要です。
新郎新婦の成長過程を追ったムービーなど、人となりが伝わる内容にすれば、多くのゲストを楽しませることもできるでしょう。

準備しておくこと

スケジュールを作成する

結婚式の余興を成功させるには、まず、スケジュールを作成するようにしなくてはいけません。限られた時間を有効活用するには、どんなことをするのかしっかりとスケジュール管理する必要があるのです。とくに注意したいのが、数人で余興をまかされた場合です。余興スタッフ、新郎新婦、結婚式場スタッフと綿密に打ち合わせを行うようにしましょう。
練習期間も少なくとも一ヶ月は必要です。ぶっつけ本番ということがないようにしてください。

ゲストの層を把握する

ある結婚式では高齢の親族ばかり、また別の結婚式では同年代の友人ばかりということもあるでしょう。もし、ゲストに楽しんで欲しいと考えるならば、まずどのような層がおもに参加しているのかを見極めなくてはいけません。新郎新婦から、どのようなゲストが参列する見込みなのか、だいたいで構わないので聞いておくようにしてください。
お年寄りが多い結婚式では、やはり昔ながらのしきたりが大事にされます。あまり斬新な試みは控えた方が無難といえるかもしれません。
ターゲットを正しく理解して、ふさわしい内容のプログラムを作るようにしましょう。

盛り込んでOKの内容を確認

たとえば、大学時代の友人などに余興をお願いした場合、親しければ親しいほど暴露大会のようなものになってしまう可能性は少なくありません。なかには結婚相手の親族に知られたくないようなエピソードもあるでしょう。余興担当者は新郎新婦に必ず紹介OKのエピソード、NGのエピソードの区別をしっかりと聞いておくようにしてください。
また、機材を使うものにしたいならば、調達方法を考えなければいけません。機材レンタル代は誰が負担するのかという点も明確にしておくことが後々もめないためには重要なポイントです。

写真を集める

新郎新婦の成長ムービーは人気の高い余興です。赤ちゃんの頃から現在に至るまでの写真を集めるのに、新郎新婦やそのご両親に相談してみましょう。
時間制限があるので、使える写真の数は限られています。成長過程がよくわかるように注意して写真を選択しましょう。

司会者との打ち合わせも大事

余興の担当者は司会者と必ず打ち合わせを行うようにしましょう。なぜならば、余興はあくまでも結婚式の中の一部なので、全体的な流れを妨げるようなことのないように注意しなければいけないからです。
自然な形でゲストに楽しんでもらうためにも、結婚式の中にすんなりと溶け込んでいる状態を目指すようにしてください。