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お悔やみ事

葬儀・告別式

仏式の心得は?

 葬儀と告別式  葬儀は、遺族や近親者が故人を弔う儀式で、僧侶の読経で引導を渡し、故人が無事に成仏できるようにと祈るものです。告別 式は、故人の友人や知人が故人とお別れをする儀式です。
 本来は、葬儀と告別式とは分けて行われていました。葬儀が終ると僧侶はいったん退場し、告別 式を行うために改めて入場して読経を行います。
 最近では「葬儀・告別式」とひとくくりにして、一般弔問客が見守るなかで葬儀が行われ、その後すぐに告別 式に移るケースが多くなっています。
 また葬儀と告別式をまとめて行う例も見られます。この場合は、遺族の焼香と平行して一般 弔問客の焼香も行われます。読経は、葬儀と告別式それぞれに行うのではなく、僧侶はこの間続けて読経を行います。  喪主・遺族は当日届いた弔電に目を通しておく  弔電は当日になって届くものも多くありますから、喪主や遺族は、それらに目を通します。そのなかで、式のなかでどうしても披露したいものがあれば、世話役代表に告げて、弔電の紹介リストのなかに加えてもらいます。

 式次第の確認  世話役代表は、式次第と照らし合わせながら、弔辞の朗読、弔電の披露などをどの程度行うか、弔辞を読んでもらう順序、弔電は誰のものを披露するかなどを確認しておきます。それらの時間配分などもおおよそ頭に入れて、司会者、葬儀社の担当者と打ち合わせをしておきます。

 席順や焼香の順番を確認する  席順は通夜の前にすでに決められているものですが、当日になって上座に予定していた人が列席できなくなったり、また思わぬ 人が参列してくださることもあります。上座に座る遺族や近親者の席が整っていないのは、あまり見栄えのよいものではありませんから、バランスよく並ぶように配慮し、焼香の順番もおよそ決めます。

 各世話役は持ち場の点検を行う  葬儀が始まる三十分前には、各持ち場の点検を終えて会葬者の到着を待つようにします。
受付係  芳名帳や筆記具などがそろっているかを確認
会計係  通夜までの帳簿を整理しておき、葬儀中の煩雑な出納に備えます。
配車係  会葬者の車の整理、霊枢車・マイクロバスの誘導の準備
クローク係 手荷物や履き物を預かる用意をします
 世話役代表は、それぞれの係の持ち場をまわって問題はないかどうかをチェックしておきます。また当日の天候をみて、冷暖房の設備や雨天の装備などを整えます。
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仏式の式次第は?

 会場係は祭壇、参列者席の準備を  会場係は、供花・供物の名札と順序を確認しておきます。並べ終わった後に届いた供花や供物は、到着順に並べていきます。  受付は葬儀の始まる三十分前くらいから開始する  受付には、受付係が立ち、弔問客への応対と受け取った香典の処理をします。
 芳名帳と筆記具を差し出し、弔問客に名前と住所を記帳してもらいます。弔問客から差し出された香典は、両手でていねいに受け取ります。受け取った香典は姓名と金額を記載し、別 室の会計係に順次渡します。
 弔問客からのお悔やみの言葉を受けたときは、喪主に代わって答礼します。
 会場へは、係が席まで案内します。
 弔問客が手荷物を持っているときは、携帯品係が預かり、預かり証の番号札を渡します。  到着した僧侶は控え室に案内する  僧侶は十分前くらいに到着しますから、係はすぐに控え室に案内し、接待係が茶菓で、もてなします。
 喪主と世話役代表は、僧侶にあいさつするとともに、式についても確認をしておきます。  仏式の葬儀は読経のなかで焼香をする 1.参列者着席  喪主や遺族、近親者は、葬儀の開始時刻より前に会場に入って席につき、葬儀の始まるのを待ちます。
 座席は、祭壇に向かって右側に遺族や近親者が、左側に一般弔問客が座ります。喪主は、右側の最前列で通 路側に座り、その隣りから故人と血縁が深い順番に座ります。
 祭壇の左側で、喪主と対称の位置に座るのは、世話役代表。あとに各世話役、故人の勤務先の代表者、恩師、先輩、友人や知人、職場関係の人と並びますが、故人ととくに親しかった友人や知人、社会的に地位 の高い人などは、遺族や近親者の後ろに座ってもらうことがあります。
 この席順は、焼香の順番にもなりますので、会場係は喪主と念を入れて打ち合わせておく必要があります。
 一般の弔問客や式の開始後に到着した人は、到着順に席に着いてもらいます。 2.僧侶入場  進行係は、葬儀の開始の時刻になり、参列者もおおかた着席したら、控え室から僧侶を会場に案内します。
 僧侶が入場すると、参列者一同は、黙礼をして迎えます。この場合、会場が椅子席の場合は、参列者は起立します。畳敷の会場の場合は座ったままで一礼するのがしきたりです。 3.開式の辞  「ただいまより、故○○○○様の葬儀並びに告別式を行います」という司会者の言葉で式が開始されます。司会は進行係などが行いますが、葬儀社に任せることもあります。また場合によっては、僧侶自身が葬儀の開始を告げることもあります。 4.読経・引導渡し  読経の一般的な内容は、故人が無事に成仏し、仏の弟子になることを認めて引導を渡すのですが、葬儀のなかでもっとも重要な部分にあたります。
 読経は約三〇~四〇分続きますが、その間、喪主以下の参列者は、故人の冥福を祈って唱和するか静かに拝聴します。隣の人と話をしたり、中座するようなことはマナー違反です。 5.弔辞朗読  読経が終わると、司会者が「ただいまより弔辞をちょうだいいたします」と告げ、「○○○○殿」と、弔辞をいただく人の名前を呼びます。呼ばれた人は、祭壇の前に進み出て朗読します。
 弔辞は、ふつう一人が二~三分程度の長さで、二~三人が弔辞を読みます。読み上げた弔辞は、祭壇に供えていただくよう前もってお願いしておきましょう。
6.弔電披露  司会者によって弔電の披露が行われます。弔電は前もって選んであるもののなかから二~三通 の全文を披露して、残りの弔電は差出人の氏名のみを読み上げ、電文の紹介は省略します。司会者は、省略することの断りを述べます。 7.遺族の焼香  再び僧侶の読経が始まり、喪主以下、遺族や近親者の焼香が行われます。席の順に間を置かずに焼香をしてゆきますが、場合によっては、司会者が焼香をする人の名前を読み上げることもあります。その場合は、名前を呼ばれてから席を立ち、祭壇に向かいます。 8.一般会葬者の焼香  司会者の案内で一般会葬者の焼香が始まります。焼香は、着席している順番で行います。前の人が焼香を終えたら、間を置かずに席を立ち焼香台に向かいます。全員の焼香がすむと、僧侶の読経は終わります。 9.僧侶退場  読経を終えたあと、僧侶や伴僧は、すみやかに退場します。参列者一同は、椅子席なら起立して、畳敷の会場なら座ったままで一礼して僧侶を見送ります。 10.遺族代表のあいさつ  遺族の代表あるいは世話役代表が行う、会葬御礼のあいさつです。ふつうは出棺のときに行いますが、規模の大きな葬儀や火葬がすんでいて出棺を行わない場合には、僧侶退場のあとにあいさつをします。 11.閉式の辞  司会者の「これをもちまして、故○○○○様の葬儀ならびに告別式を終了させていただきます」と、閉式の辞が述べられると、葬儀・告別 式は終了します。引き続いて遺族は故人との最後のお別れをします。一般会葬者は会場の外に出て、霊柩車のそばで出棺を待ちます。

●仏式の式次第(例)
式の流れ
遺族
一般会葬者
受付開始
●式の三十分前には受付を開始
●式開始の十分前には受付をすませ、静かに始まりを待つ
僧侶到着
●僧侶を控え室に案内し、茶菓でもてなす

僧侶入場
●進行係が僧侶を式場に案内
●一同黙礼で迎える
●一同黙礼で迎える
開式の辞
●司会者が開式を告げる

読経・引導渡し
●静かに拝聴する
●静かに拝聴する
弔辞朗読
●司会者は朗読者の名を呼ぶ
●指名された人が弔辞を読む
弔電披露
●司会者は弔電を読み上げる
●静かに拝聴する
遺族焼香
●読経の中、喪主から順に焼香する
●静かに見守る
一般会葬者焼香
●静かに見守る
●座席の順に焼香する
僧侶退場
●黙礼で見送る
●進行係は僧侶を控え室に通し、茶菓でもてなす
●黙礼で見送る
遺族の挨拶
●代表者が一般会葬者に会葬御礼の挨拶をする
●静かに拝聴する
閉式の辞
●司会者が閉式を告げる

「引導を渡す」とは?
 日常会話のなかでも「引導を渡す」という言い方をしますが、この場合には「最終的な結論を言い渡してあきらめさせる」という意味が含まれています。そもそもこの表現は、「法華経」のなかの「以引導衆生」という言葉に由来しています。「引導」とは、手引きして導くことで、仏教において道に迷った人が仏道に入り、真の道を求める菩提心を起こさせ、仏に帰依する決意を促すことが本当の意味です。葬儀のなかでも僧侶は、読経して引導を渡しますが、その渡し方は、宗派によってさまざまなようです。

赤ちゃん連れの弔問は?
 遺族や近親者が赤ちゃんを連れている場合は、世話役と相談して、遺族や近親者の席には並ばないようにします。焼香の順番が近付いたら赤ん坊を連れて入場し、焼香だけをして退場します。近親者以外なら赤ちゃんは誰かに預けて弔問を。
 葬儀の間静かにしていることができる聞き分けがあれば、子どもを連れて参列してもよいでしょう。
 一般会葬者の場合は、知人に預けて、親だけが焼香をしても、あるいは子どもと一緒に焼香をしてもかまいません。

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