のしや水引とか仰々しいのはちょっと…。

身近な人に贈る場合などは、必ずしも形式ばっている必要はありません。のしや水引を簡略化した「短冊のし」などをつけて贈ると良いでしょう。資源を大切にするといった観点からも、最近では「短冊のし」やのしを付けずに贈る方が増えています。

金額が低すぎると、逆に失礼にあたってしまうのでは？

お歳暮には相場がありますが、とらわれすぎる必要はありません。高額なものを贈れば贈るほど良い、ということはありませんので、ご自身の負担にならない範囲内の金額での贈り物をしてくださいね。

毎年贈らないといけないのは、正直負担…。

一般的にお歳暮は「数年間にわたり贈るもの（毎年贈る）」という風習があるため、一度「お歳暮」として贈ると、一定期間送り続ける必要があります。ただ、今年特にお世話になった方へ、感謝の気持ちを込めて品物を贈りたいけれど、今回だけにしたいという場合は、のしの表書きを「御礼」として贈ると良いですよ。

相手の好みもよくわからないし、何を贈ったら良いかわからないな…。

贈りもののチョイスは、相手の好みも大切ですが、相手の都合や事情を思いやることが何よりも重要なことです。忙しい方には、日持ちのするお酒やジュースなどの飲料、缶詰、海苔などが喜ばれます。受け取った方にとって、負担にならないものという観点から選んでみてはいかがでしょうか？

周りの人たちが上司にお歳暮を贈っていたのを後から知ったけど、お歳暮の時期が終わってしまっていた…。もう送れないの？

いいえ、そんなことはありません。お歳暮の代わりに「お年賀」として新年に贈ったり、松の内（1月6～7日頃）を過ぎてから立春（2月上旬頃）を迎えるまでの間に、｢寒中御見舞｣として贈ることもできますよ。