シャディの引き出物。アイテムで選ぶ:洋食器
ゲストへの感謝の気持ちを表すギフトとしてお渡しする引き出物・引き菓子、そしてお見送りの際に直接手渡しするプチギフト。アリガトウの気持ちを込めるギフトだから、しっかり選びたいところです。引き出物、プチギフトに関するマナーや知っていると役に立つ情報を集めました。まずはギフトを選ぶ前にチェック!しましょう。
大切なギフトなので、挙式の6か月前には品物を探しをスタート。両家のしきたりや家の意向もあるでしょうから、まず先に確認しておきましょう。最低でも3か月前にはギフト選びをスタートし、引き菓子・プチギフトなども2か月前には仮予約、1か月前には注文!とスムーズに進めるようにしましょう。
とくに、外部から式場への持ち込みが発生する場合には会場への搬入や準備に手間がかかるので、余裕を持って進めましょう。
気になる引き出物の相場ですが、一般的には、食器など記念になる品と、引き菓子や縁起物を添えて5,000~6,000円程度が多いようです。金額は決まっていませんが、ゲストへの感謝の気持ちお伝えするギフトなので、じっくり選んでください。記念品や引き菓子につけるのし紙は紅白十本の結び切りにし、表書きは「寿」、下には双方の姓を書きます。
披露宴のゲストの方々に贈るメインのギフト。結婚式の思い出をカタチで残すギフトです。平均の金額は一人3,000円~5,000円。引き菓子や縁起物の食品などをあわせて、だいたい平均は5,000円~10,000円ぐらいが多いようです。地方によっては品数や予算も違ってくるので、注意が必要です。
最近の結婚式ではほとんどのカップルが贈り分けをしているようです。感謝の気持ちを表すギフトですから、もちろん相手が喜んでくれるよう、相手の立場にたってギフト選びすると良いでしょう。
たとえば、お年寄りや遠方から列席する方たちのことを考えて、かさばらないカタログギフトや軽量なギフトにする…などの配慮ができるとステキですね。
実用性に富んでいるものや、いくつあっても困らないもの、自分ではなかなか買わないけれど、あると便利な物などがポイントです。
また、結婚は家同士の問題でもあるので、ご親族・ご親戚への引き出物に関しては一度ご両親にも相談してみることもオススメします。
世代によってライフスタイルや好みが違うのは当然。ご親族やご親戚に贈るもの、同世代のゲストに贈るものはもちろんギフトを分けることをオススメします。食器一つにしても、和食器?洋食器?と好みが分かれるところなので、じっくり選びましょう。
男性ゲスト向けに女性っぽいものを贈ってしまったら…迷惑になりかねません。男性にはお酒にあう食器や渋めのデザインのものをを選んだり、女性にはブランド物やデザイン性のあるものを選んでみては?
家族がいるゲストには食器のセットなどは助かるも知れませんが、未婚のゲストにはたくさん食器をもらったとしても使う機会が少ないため、困ってしまうケースも。未婚のゲストには大皿などの一品ものやペアのものを選ぶことをお勧めします。
人気があるのは食器類。贈る相手によって、洋食器や和食器を分けたり、ブランドの一点ものや、夫婦ならペアのもの、ご家族にはセットもの…と贈り分けがされているようです。
また、遠方で荷物がかさばって、かえってご迷惑になってしまう…というようなケースには、カタログギフトを贈る方が多いようです。近頃は産地直送の海産物や有名店のスイーツなどが選べるグルメ専用カタログギフトも人気です。
そのほかに、実用性のあるステーショナリーやキッチン用品なども徐々に人気が出て来ているギフトです。ただし、センスが問われるギフトでもあるので、十分に選びたいですね。
※これらは昔からの言い伝えというだけあって、現在では包丁やはさみも「キッチン用品の一部」ということで、選ばれています。いまではグラスや陶器も引き出物の中ではとても人気があるギフトとなっています。
引き出物には記念品のほかに菓子類、鯛や赤飯などの折り詰め、鰹節などの乾物類と、いろいろなものがあり、地方によっても組み合わせが異なります。ここでは、とくに特徴的な地方の引き出物を紹介しましょう。
多くの地方で、菓子のほかに紅白の餅やまんじゅうをつける習慣があります。
石川県…鶴亀と紅白のまんじゅう
滋賀県の長浜市周辺…「おちつきぼた餅」という紅白の餅
鳥取県…紅白の餅
兵庫県淡路島…「お嫁入りまんじゅう」という紅白のまんじゅう
岩手県、三重県など…鶴亀や梅をかたどった和菓子
佐賀市周辺…「まるぼーろ」「千代結び」という菓子
香川県の西讃地方から愛媛県の東伊予地方にかけての地域…「おいり」という菓子。これは、色とりどりの米菓子のほかにあられやせんべいなどが袋に入ったもの。
新潟市周辺…記念品、菓子、果物などのかご盛り、赤飯、松の葉の五品が一般的。
松の葉というのは、名刺がわりに贈る品で、タオルや風呂敷など千円程度の品を新郎新婦の名で出します。
新潟県では、一人に一つという渡し方が一般的で、夫婦で来られた場合は同じ品がいかないように、記念品やかご盛りは数種類用意しておきます。
富山県…記念品、引き菓子、赤飯、細工かまぼこの組み合わせが多く見られる。
細工かまぼこは、鯛や富士山などのおめでたいものをかたどっており、富山県のお祝いごとには欠かせないもの。かつては大きくて華やかなものが喜ばれていましたが、最近は小さくても味に工夫をこらしたものが主流。
愛知県、岐阜県では記念品、引き菓子、鰹節パック、赤飯などのほかに、「名披露(なびろう)」または「名披露目(なびろめ)」といって新郎新婦の名で贈る品をつける。
岐阜県…以前は二人の名前を染め抜いた風呂敷を用意しましたが、最近は箸置きなど1,500円前後の品が使われている。
長野県飯田市周辺…記念品を新郎新婦の名で贈ったり、新婦のみやげとして1,000円くらいのタオルや風呂敷をつけたりします。新婦のみやげの表書きは、新婦の名だけを書きます。
広島市周辺…新婦のみやげとして和菓子をつけることがある。
秋田県、山形県、南信地方…記念品として寝具を用意することがある。
秋田県横手市周辺…記念品と口取り(盛り合わせ料理の折り詰め)のほかに、披露宴の料理を折りに詰めて持ち帰っていただく習慣があります。そのため、とくに寝具などかさのあるものを用意する場合には、式の二~三日前に記念品だけを家々に届けることもあります。
引き菓子とは引き出物に添えてお渡しするギフト。ゲストが結婚式を思い出しながら家族や友達と味わうものとされています。1,000円~1,500円のお菓子が平均的に選ばれます。当日や家族構成により一度に食べられないこともあるので、日持ちするバームクーヘンやクッキーなどの焼き菓子などを選びます。
地方によっては引き菓子のほかに、縁起物を添える場合もあります。代表的なものは「かつおぶし」です。
かつおぶし…鰹節は「勝男武士」とも言われ、「縁起物」として武士の報奨品として使われていました。
また、鰹節は「雄節(背側の節)」、「雌節(腹側の節)」が対になっていることから「夫婦円満」を願うという意味もあり、引き出物に使われるようになりました。
お赤飯…お祝いのシンボル。近頃は真空パックのお赤飯や金箔入りのお赤飯など種類はさまざま。
砂糖…地方によっては、鯛の形をした砂糖が使用されました。砂糖が昔高級品だったことからご祝儀に配られました。
披露宴のお見送りや二次会などでアリガトウの言葉とともに手渡しするギフト。
予算は200円~500円が平均です。
スイーツ…ドラジェやキャンディ、手作りのクッキーなど手渡しにちょうどいいサイズの小さなスイーツ。
雑貨…入浴剤やバスキューブ、お香、キャンドルなどがよく選ばれます。センスの見せどころ!
実用品…ケーキタオルやハンカチなどの実用品。最近はエコも考えて「箸」を配るカップルも。