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お中元の時期はいつからいつまで?地域で異なる時期や適切な表書き

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最終更新日:2025.6.20
お中元の時期はいつからいつまで?地域で異なる時期や適切な表書き

日頃お世話になっている方へ、感謝の気持ちを届けるのはもちろん、ご無沙汰している方へのごあいさつをかねて贈るお中元。
お中元が他のギフトと違うところは、贈る時期が決まっているところです。
地域ごとにお中元の適切な時期は異なるため、贈り先に合わせてタイミングを逃さず、心を込めたギフトを贈りましょう。

本記事では、お中元の時期を各地域ごとに詳しく解説します。
「お中元の時期を過ぎてしまったら?」「お中元と暑中見舞いの違いは?」などの質問にもお答えしているので、ぜひ最後までご覧ください。

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お中元を贈るならいつからいつまで?

お中元の時期は地域性がありますが、一般的に7月上旬〜7月15日頃までです。
地域で大きく分けると、東日本では7月1日〜15日まで、西日本は7月15日〜8月15日までと時期がずれています。

地域 お中元の時期
東日本 7月1日~15日
西日本 7月15日~8月15日

お中元の時期に地域差があるのは、お盆の行事に深い関わりがあるからです。

現在のお中元は、お世話になっている方へ日頃の感謝の気持ちを品物に託して贈る夏のあいさつのことですが、元々は7月15日を指していました。
仏教が日本に伝わると7月15日の中元と盂蘭盆会がお盆の行事となり、子から親に魚などを贈る習慣が今もお中元の文化として残っています。

最近は地域に関係なく、7月の中旬までに贈るのが一般的になっており、この時期に贈ると失礼に当たらないでしょう。

地域ごとのお中元時期の違いは?

お盆の慣習の違いや土地の気候によって、地域ごとにお中元の時期が異なります。
地域別に詳細なお中元の時期をまとめると、図の通りです。

地域別のお中元時期

贈るお相手の習慣に合わせてお中元の時期に間に合うように、地域別のタイミングを確認しておきましょう。

北海道のお中元時期

北海道のお中元時期は、7月15日〜8月15日(旧盆)までに贈るのが一般的です。 近年は7月上旬に贈られるケースもあります。 また、北海道では短冊のしを使用するケースもあるため、事前に確認しておくと喜ばれるでしょう。

北海道にお住まいの方へお中元を贈る場合、ほかの地域よりも配送日数を要するため、早めの手配がおすすめです。

東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)のお中元時期

東北のお中元時期は、7月1日〜15日(新盆)頃までに届くよう手配します。 関東と同時期であることに加えて2週間と短く、配送が集中する可能性があるため、早めに手配したほうがよいでしょう。

近年は、東北のお中元時期に遅れないよう6月後半にお届けしている方もいます。

関東(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京都・神奈川・山梨)のお中元時期

関東のお中元時期は、7月1日〜15日頃(新盆)が一般的です。 お中元は元々風呂敷に包み、一軒一軒手渡ししていましたが、現代では配送が主流になっています。 東京や神奈川など特に配送量が多い地域では、6月下旬から届くケースも増えてきました。

東北と同じく、お中元時期が短いため、遅くならないよう年々贈る時期が早まっている傾向です。

北陸・甲信越(新潟・富山・石川・福井・長野)のお中元時期

北陸・甲信越地方のお中元時期も、7月1日〜15日頃までが一般的とされていますが、
一部地域では7月中旬〜8月15日頃までと地域差があります。

たとえば、新潟県や金沢市などは7月初旬(新盆)からがお中元の時期です。 しかし、富山県や能登などは7月15日~8月15日(旧盆)までに贈るのが一般的とされています。

どちらの時期に合わせて贈るか悩んだ場合は、7月15日前後に到着するように手配するのがおすすめです。 また、親しい間柄であれば、事前に確認してみるのもよいでしょう。

東海(静岡・愛知・三重・岐阜)のお中元時期

東海地方のお中元時期は、7月15日〜8月15日(旧盆)までです。
東海地方も一部ばらつきがありますが、一般的な時期である7月15日〜8月15日までに届くよう手配すれば問題ありません。

名古屋などの都市部では、配送時期が集中する可能性があるので早めの手配がおすすめです。 8月15日までにお中元を贈るのが難しい場合は、表書きを「残暑御見舞(伺い)」に変更して、8月25日頃までに贈るようにしましょう。

関西(大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良・和歌山)のお中元時期

大阪を始め、関西地区のお中元時期は7月15日〜8月15日(旧盆)が一般的です。 関東の影響を受けて、7月上旬からお中元が届くケースも増えていて、遅くなる場合でも8月15日まであれば失礼にはなりません。

お中元は遅いよりも早いほうがよいとされているため、7月15日を目安に配送手配しておくのが無難です。 8月15日を過ぎてしまう場合は、表書きを「残暑御見舞(伺い)」として手配しておくとよいでしょう。

中国・四国(鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)のお中元時期

中国、四国のお中元時期も7月15日〜8月15日(旧盆)と一般的ですが、関西と同じく7月上旬に前倒して贈られるケースが年々増えているようです。 贈るお相手がご年配、または代々連なるご家庭の場合、盂蘭盆である7月20日前後に届くのが理想とされています。

ほかの地域に比べて暑さが残る地域のため、9月上旬頃まで残暑御見舞を贈るケースもあります。

九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)のお中元時期

九州は日本でもっともお中元の時期が遅く、8月1日〜15日(旧盆)までとされています。
早い地域と比べると1か月以上遅いため、早く贈りすぎないよう注意することが必要です。

しかし、日本各地でお中元の時期が早まっていることもあり、前倒しして7月中に贈るケースも増えています。 8月15日を過ぎてしまう場合は、表書きを「残暑見舞い」として8月25日頃までに贈るようにしましょう。

沖縄のお中元時期

沖縄のお中元時期は、ほかの地域とは大きく異なり、毎年旧暦である7月13日〜15日の3日間に届くよう贈るのが主流です。
旧暦に合わせて、毎年日付が変わる点に注意しましょう。
たとえば、2024年は「8月16日〜18日」、2025年は「9月4日〜6日」が旧暦の7月13日〜15日です。

また、沖縄は旧盆の3日間は特別な日として、それぞれに呼び名があります。

  • ・旧暦の7月13日:「ウンケー(御迎え)」
  • ・旧暦の7月14日:「ナカビまたはナカヌヒー(中日)」
  • ・旧暦の7月15日:「ウークイ(御見送り)」

沖縄では旧暦の7月14日であるナカビに、お中元を持って親族にあいさつ回りをする慣習があります。
沖縄の方へお中元を贈る際は、必ずカレンダーで旧暦を確認し、基本的には旧盆前に届くよう手配すれば問題ありません。 可能であればナカビに届くように贈りましょう。

地域ごとのお中元の時期を過ぎてしまったら?

地域によってお中元の時期は異なるため、場合によっては遅れてしまうこともあるでしょう。
贈り先のお中元時期を過ぎてから贈るときは、品物に掛けるのし紙の表書きを変更すれば問題ありません。

こちらの記事ではお中元時期を過ぎた場合の対応のほか、お相手や自分が喪中の場合のマナーについても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

お中元を贈るのが遅れたら表書きを変えて贈る

お中元の時期を過ぎてしまった場合は「暑中御見舞」等、贈るタイミングに合わせて表書きを変更して贈ります。

たとえば、東京のように新盆(7月盆)の習慣がある地域では、下記のように時期に合わせて表書きを変更して贈れば問題ありません。

地域による、お中元の表書き

東京などの新盆(7月)の地域では、7月15日までに「お中元」を贈り、それ以降は「暑中御見舞(暑中見舞い)」「暑中御伺い」として品を贈ります。 8月7日頃の立秋をすぎると「残暑御見舞(残暑見舞い)」「残暑御伺い」として贈るのが一般的です。

また、旧盆の習慣がある地域では8月15日までに「お中元」を贈ります。
旧盆地区の方から新盆地区の方へお中元を贈る場合は、相手の習慣にあわせて7月15日までに手配します。 もし、7月16日以降になってしまっても、「暑中御見舞(暑中見舞い)」「暑中御伺い」として贈れば、失礼にはあたりません。

いずれの場合も、相手にあわせて贈るのが一番よいでしょう。
のしや表書きの使い分けに迷ったら、下記の記事を参考にしてみてください。

お中元と暑中見舞いの違い

お中元と暑中お見舞いは、どちらもお世話になっている方に同時期に贈るものですが、明確な違いがあります。
お中元はお世話になっている方へお礼の品物を贈る文化ですが、暑中お見舞いは、夏の暑さが厳しい時期に相手の健康を気遣うためにメッセージを贈るのが一般的です。

また、暑中見舞いの時期は7月初旬から8月7日ごろの立秋までと全国的に標準化されている点も、お中元とは異なります。
暑中お見舞いを贈る場合は、地域を問わず8月7日までにお相手に届くようにしましょう。

お中元と暑中見舞いを合わせて、気遣いのメッセージと共に、ギフトを贈るケースもあります。
特に、大切な方からお中元をいただいた場合にはお返しとしてギフトを贈ると、より感謝の気持ちが伝わりやすいでしょう。 以下の記事では、暑中見舞いの時期や喜ばれるギフトについて詳しく解説していますので、ぜひご参考になさってください。

お中元はなぜこの時期?お盆との関係性

そもそもお中元は、なぜこの時期の習慣となったのでしょうか。

お中元は夏の贈り物として古くから日本に定着している文化です。 もともとは、中国の「中元」と、日本のお盆である「盆礼」が結びついて発展しました。
昔は、お盆の時期に祖先の霊を供養するために始まったものですが、現在では感謝の気持ちを込めて贈り物をする習慣として広く認知されています。

一般的に日本のお盆は8月13日〜8月16日までの期間とされていますが、東京を始めとする一部の地域では7月13日〜16日にお盆行事を行う場合が多いです。 地域によってお盆の時期が異なるのは、明治6年に採用された新暦(グレゴリオ暦)と旧暦どちらを重視したかが理由とされています。

明治6年以降、日本各地で旧暦でのお盆は廃止され、新暦での7月15日または8月15日のいずれかが採用されました。 この時、農作物の収穫期と重ならないよう、一か月遅れの8月15日をお盆とした地域が多数派だったため、現在も多くの地域で引き継がれています。

贈り先に合わせて時期を合わせるのがお中元のマナー

この記事のまとめ

お中元を贈る際は、お相手の地域の習慣に合わせて贈るのがマナーです。
お中元は日頃の感謝を伝える大切な習慣のため、贈る時期を配慮するとより喜ばれるでしょう。
万が一お中元の時期を過ぎてしまったら、夏らしいギフトよりも季節を問わず楽しめるお菓子や食べ物を贈ったほうが喜ばれるかもしれません。

贈り物を選ぶ際は、お相手の好みやニーズに合わせるのがおすすめです。
シャディでは、幅広い年代の方に喜んでいただけるお中元・夏ギフトを多数ご用意しています。
お中元のほか、暑中見舞いや残暑見舞いののし紙やラッピング、メッセージカードなどのギフトサービスも無料でご利用いただけます。お中元ギフト選びにお困りの際は、ぜひシャディのお中元・夏ギフト特集をチェックしてみてください。

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