アメリカで発祥した父の日は、今や世界各国に広まっています。しかし、その日付や祝い方は、宗教観や歴史的背景によって驚くほど多様です。
本記事では、6月第3日曜日に祝う国々の習慣から、独自の日程やユニークな伝統を持つ国々まで、世界の父の日事情を詳しくご紹介します。
6月第3日曜日に父の日を祝う国々
父の日発祥のアメリカと同様、6月の第3日曜日に制定されている国が最も多いです。共通しているのは「家族で過ごす時間」を大切にする文化です。
アメリカ・イギリス・カナダ
アメリカでは物を贈る以上に家族で食事やゲームを楽しむ「時間」を重視し、まずはカードを用意するのが一般的です。イギリスでは父親も積極的に育児に参加する文化があり、手紙やギフトを贈って共にパブへ飲みに出かけることも。カナダでは暖かい気候を活かしてハイキングやバーベキューを楽しむのが定番で、レストランが非常に混雑する日でもあります。
中国・台湾
中国も現在は6月第3日曜日が主流です。「パパ(爸爸)」の発音が数字の「88」に近いことから、かつては8月8日を祝う動きもありました。現在も台湾では8月8日が父の日として定着しています。中国では日本製の電化製品などもプレゼントとして人気があるようです。
世界各国のユニークな父の日と祝い方
韓国:5月8日「父母の日」
韓国に「父の日」単独の日はなく、5月8日の「父母の日(オボイナル)」に両親へ感謝を伝えます。儒教の教えが根強く、実の親だけでなく、日頃お世話になっている目上の方へカーネーションを贈る習慣もあります。当日は街中でカーネーションを胸にさした人々が見られます。
ドイツ:キリスト昇天祭
ドイツの父の日は、復活祭の40日後に行われる「キリスト昇天祭」に合わせるため、毎年日付が変わります。この日は「男性が羽目を外しても怒られない日」とされており、お父さんたちが友人同士で集まり、外で陽気にお酒を飲んで盛り上がる特別な1日です。
イタリア:3月19日 聖ジュゼッペの日
イタリアでは3月19日(聖ジュゼッペの日)を父の日として祝います。キリストの育ての父を祝福する日で、「ゼッポレ」と呼ばれる伝統的な揚げシュークリームを食べてお祝いするのが習慣です。この時期にしか店頭に並ばない限定スイーツが父の日の象徴となっています。

