「母の日参り」とは、ゴールデンウィークから母の日にかけて亡くなった母親の墓前を訪ねる習慣のことです。お墓参りでなくても仏前にお花や、母の日らしくお花の匂いがするお線香をお供えすることも増えています。
そもそも母の日のルーツは、アメリカで亡くなった母親を偲んで追悼する集会が日本に伝わったことで広まったとされています。
1905年にアンナ・ジャービスが女性参政権運動家として活躍した母親を称え、フィラデルフィアの教会で、命日に白いカーネーションを贈ったことがはじまりだと追われています。
現在、母の日には赤いカーネーションが定番となっていますが、元々は「母の日」運動を続けていくなかで、命日に白いカーネーションを贈ったことがはじまりだといわれています。赤いカーネーションは存命中の母親へ、白いカーネーションは亡くなっている母親へ感謝の気持ちを込めて贈っていました。
近年では墓前へ参るのはお彼岸や、お盆が機会として浸透していますが、母の日は「亡くなった母親」と会う日という習慣が少しずつ広がりつつあります。
結婚後、初めて義母に贈る母の日ギフト
お供えのお花は「白いカーネーション」にこだわる必要はありません。ユリやカスミ草など白を基調にしたお花にアレンジを加えてみるとよいでしょう。また母親が好きだったお花や、お色を選んでも大丈夫です。
また、お花をモチーフにしたロウソクや、(お花などの)匂い付きの線香なども広く販売されるようになっていますので一緒にお供えしてみてはいかがでしょうか。
墓前や仏前にお供えするものは、母親への想いや感謝をあらわすことができれば色、お花の種類などはこだわらなくて構いません。