日本の母の日といえば、5月の第2日曜日と決まっています。母の日には母親に感謝の気持ちを込めて、プレゼント・お花・メッセージなどを送るのが定番ですが、実は各国でも母の日は制定されています。ただ、文化や習慣がさまざまなので母の日の日付も違います。ここでは、世界の母の日について紹介をいたします。
アメリカ
アメリカは日本と同じ5月の第2日曜日が母の日となります。母の日はアメリカが発祥であるとされています。20世紀初頭の南北戦争直後、女性参政権運動家として活躍した母をたたえ、1905年、アンナ・ジャービス(Anne Maria Reeves Jarvis)が、フィラデルフィアの教会で母の命日に白いカーネーションを贈ったことが始まりだと言われています。
日本では、1931年に大日本連合婦人会が結成されたのを機に、当時の皇后さまの誕生日である3月6日を「母の日」としましたが、戦後、本家のアメリカにならい、5月の第2日曜日となったようです。
オーストラリア
オーストラリアも5月の第2日曜日が母の日です。日本ではお花はカーネーションが一般的ですが、オーストラリアでは「菊の花」だそうです。当日は路上でもお花が売られるなど盛んに行われています。
フランス
フランスの母の日は、5月最後の日曜日です。「フェット・デ・メール(母親の祭日)」と呼ばれており、母親を労います。カーネーションなどの定番などは無く、母親への感謝の気持ちをプレゼントなどで表します。
韓国
韓国では5月8日が母の日となりますが、違う点は「父の日」と「母の日」を一緒に行う「両親の日」だということです。定番は日本と同じカーネーションだそうです。
トルコ
トルコも5月第2日曜日が母の日です。トルコでは子どものいる女性全員に対して「おめでとう」という言葉を伝えるそうです。プレゼントは白い花束が定番とされています。