入学内祝い、入園内祝いのマナー・豆知識

入学内祝い・入園内祝いの熨斗(のし)や表書きはどうする?

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最終更新日:2023.3.13
入学内祝い・入園内祝いの熨斗(のし)や表書きはどうする?

子供にとって入学・入園は、社会に旅立つ第一歩です。この旅立ちを一緒に祝福してくれた祖父母や親戚に感謝の気持ちを伝えましょう。

地域によっては子供のお祝い事に、内祝いやお返しは必要ないとする所もあるようです。冠婚葬祭のルールは地域差が大きいので、住んでいる場所の風習に合わせる必要があります。また、親戚内での習慣・ルールがある場合もあるので、親戚の年長者に確認をするのがよいでしょう。

お返しはしなくても、感謝の気持ちを伝えることは大切ですので、あまり日を置かずに手紙やメッセージカードなどで感謝の気持ちを表すことを忘れないようにしてください。

さて、入学・入園の内祝いを贈りたいけれど、いざ贈るとなると熨斗(のし)紙の種類や表書き、名入れなど、「どのようにするのがよいのか?」と迷ってしまうものです。

迷ってしまった方は、ここで一緒に確認して行きましょう!

何度あってもおめでたい入学の祝い事には「紅白のもろわな結び(蝶結び)」の熨斗(のし)紙を

入学祝い・入園祝いの熨斗(のし)紙は何を使う?

内祝いはフォーマルな贈答品です。感謝の気持ちを表すためにものし紙をつけて贈ることをおすすめします。

のし紙とは、水引きとのしを印刷した紙のことを指します。 のし紙にはいくつか種類がありますが、出産祝いや入学・入園祝いのように何度繰り返しても良いお祝い事の熨斗紙(のし紙)には、一般的に端を引くと結び目がほどけまた結び直すことのできる「もろわな結び(蝶結び・花結び)」の水引を使用します。

反対に「結婚祝い」や「快気祝い」などのように、何度も繰り返したくないお祝いののし紙には、一度結んだらほどけることのない結びのもの(真結び)を使用します。これは人生の中で一度限りという意味からです。

そのため、入学・入園のような何度でもおめでたいお祝い事には、「紅白のもろわな結びの熨斗紙(のし紙)」を使用します。慶事の際には水引の色は紅白、水引きの本数は5本・7本など奇数の本数が使われることが一般的です。

入学内祝い・入園内祝いの表書きや名入れは?

入学祝い・入園祝いの熨斗(のし)紙は何を使う?

のし上

表書きの上(のし上)は、「内祝」または「入園内祝」「入学内祝」とするのがよいでしょう。

表書きの種類は以下の通りです。

  • ・内祝
  • ・御礼
  • ・お礼
  • ・入園内祝
  • ・入学内祝

のし下

お子様の入園、入学などの内祝いの場合は、表書きの下(のし下)はお子様の名前のみを書きます。

これは、お子様自身が「ありがとうございます。」という感謝の気持ちを込めて内祝いを贈ることを示したいからです。ただし、親として「感謝の気持ちを表したい」というときは、親の姓名を書く場合もあります。

明確なルールはありませんが、小学校入学の内祝いまでは入学されるお子さまの名前のみを書かれるのが一般的ですが、中学校、高校、大学の入学内祝いになると、本人もしっかりとしてくるイメージがあるので、フルネームや名字のみとされる方が多くなるそうです。

名入れは、以下の通りです。

  • ・お子様の姓または名

※表書きが「御礼」の場合や親として「感謝の気持ちを表したい」というときは、親の姓名でも問題ありません。

お子様からきちんと感謝の気持ちを伝えさせることが大切

入学・入園のお祝いは、ご両親ではなくお子様がいただくものですから、本人からきちんと感謝の気持ちを伝えることがマナーです。お子様が文字を書ける年齢に達しているのであれば、お返しの品を贈る場合、品物だけではなく手紙やメッセージを添えると、より感謝の気持ちが伝わるでしょう。

小さなお子様で、入園や小学校入学の内祝いといった場合には、お返しの品にお子様の写真やお子様の描いた絵を同封したり、電話で直接「ありがとう」と伝えても喜ばれると思います。

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