読んで得する お歳暮マナーガイド

お歳暮の挨拶文のマナーは?書き方や文例について

最終更新日:2024.09.20
挨拶状を出すタイミングや書き方、文例をご紹介

お歳暮を直接お渡しできず配送する際は挨拶状(送り状または添え状)を送るようにしましょう。

本記事では、お歳暮の挨拶状を出すタイミングや挨拶文の書き方、文例について、わかりやすくご紹介します。

参考にしてください。

お歳暮の挨拶状とは?

お歳暮は日頃お世話になっている方へのお礼とこれからも末永いお付き合いをお願いします、という気持ちを込めて贈るもの。

お歳暮は基本的に手渡しをすることが一般的で、特にお世話になった方へは、お歳暮を持参して日頃の感謝の気持ちを伝えたいものです。とはいえ、先方が多忙でお時間調整をしていただくのが難しい場合や、遠方のため訪問するのが困難などの様々な事情から手渡しできないケースが多いのも実状です。最近ではインターネットショッピングの普及も後押しし、配送するのが主流となっています。

このように、お歳暮を直接手渡しできず配送する際に、挨拶状(送り状または添え状)を送ります。

お歳暮の挨拶状には送り状と添え状がある

お歳暮の挨拶状には商品と一緒に送る「添え状」、商品とは別に郵送する「送り状」の2つの方法があり、送り状の方が丁寧です。特に目上の方へは送り状を別便で出すことをお勧めします。送り状は品物より先に届くよう早めに投函します。お歳暮をお贈りすることを事前にお知らせしておくことで、先方も予定をたてやすくなります。

お歳暮の挨拶状を出す際の注意点

ギフト店やデパート等の店頭で購入する場合は、あらかじめ添え状を用意してから来店します。店舗や品物によって対応可否が異なりますので、商品と同送できるかは店頭で確認が必要です。但し、添え状を封筒などに入れる場合、封をすると同送できませんのでご注意ください(※)。※通常、書状は信書扱いとなるため宅配便で送ることはできません。ですが、郵便法第4条第3項に定められている通り、条件を満たせば添え状を商品と一緒に送ることができます。<郵便法第4条第3項>運送営業者、その代表者又はその代理人その他の従業者は、その運送方法により他人のために信書の送達をしてはならない。ただし、貨物に添付する無封の添え状又は送り状は、この限りでないこととされている。

インターネットでの注文を検討されている場合には、事前に各サイトのサービスを確認しておきましょう。定型の挨拶状やご自身で作成した挨拶文でメッセージカードを作成できるサービスを用意しているショッピングサイトを利用するとスムーズです。

ただ、店頭・インターネットなど購入場所に関わらず、産地やメーカーからの直送商品などは添え状を商品にお付けできない場合もあるので、注文時に確認をしておきましょう。

なお、お年賀の場合は基本的に手渡しをするため挨拶状(送り状または添え状)は必要ありません。お年賀の品をお渡しする際は、口頭で感謝の気持ちをお伝えするとよいでしょう。

お歳暮の挨拶状の書き方

挨拶文を書くのが苦手という方は、「きちんと書かなければ失礼にあたってしまうのでは・・・」と考え過ぎてしまう前に、かたちにとらわれ過ぎず、肩の力を抜いて筆をとってみてはいかがでしょうか。素直な話し言葉で丁寧に書けば、きっと感謝の気持ちは伝わります。

ただ、普通の手紙での「拝啓」に「敬具」、丁寧な手紙での「謹啓」に「謹白」、前文を省略する場合の「前略」に「草々」、というようによく使われる頭語と結語の関係だけは間違えないようにしましょう。

また商品とは別に送り状を出す場合には、いつ何をどの店から贈ったのか配送会社はどこかなど、できるだけ詳しく書き添えます。

お歳暮の挨拶文の一般的な書き方の流れは、以下の通りです。

1)前文
頭語(拝啓など)、時候の挨拶。相手の安否を気遣い、自分の安否を伝えます。

2)主文
「さて」「つきまして」など起こしの言葉のあとに、感謝の気持ちなど、主な目的や用件を簡潔に書きます。

3)末文
相手やその家族の健康、繁栄を祈っている旨を書きます。

4)あと付け
結語(敬具など)、日付・署名で締めくくります。

お歳暮の挨拶文の文例

ここでは、贈る相手別にお歳暮の挨拶文の例文をご紹介します。

目上の方への挨拶状の文例

拝啓、時下ますご清栄のこととお慶び申し上げます。

新たな年を迎えるこの時期に、〇〇様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
今年も一年、〇〇様のご指導とご鞭撻を賜り、大変感謝申し上げます。

来る年が、〇〇様にとってますます輝かしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

敬具

令和○○年○月○日
(あなたの名前)

ビジネスシーンの挨拶状の文例

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、年の瀬も押し迫り、新たな年を迎えるにあたって、ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
お世話になりました皆様へ、大変感謝申し上げます。 私どもにとっては、皆様のご愛顧とご支援に支えられ、充実した一年を過ごすことができましたこと、深く感謝申し上げます。

尚、弊社は年末年始休業とさせていただきます。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
新年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

敬具

令和○○年○月○日
(あなたの会社名) (あなたの名前)

家族への挨拶状の文例

季節の変わり目、心よりお慶び申し上げます。
毎年、年末の季節になって、遠く離れていても、家族としての絆が強く感じられます。
今回の贈り物は、その感謝の気持ちを少しでもお返しできればと思っております。

これからも、家族の絆を大切に、皆が笑顔で過ごすような日々を作っていきたいと考えております。
これからも健康であり、幸せなひとときを共に過ごすことができますよう、心よりお祈り申し上げます。

令和○○年○月○日
(あなたの名前)

お歳暮のお礼状について

お歳暮をいただいたら、挨拶状とは別に感謝の気持ちとしてお礼状を送るのがおすすめです。
下記の記事を参考にしてみてください。

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