出産祝いをいただいた際に 「お返しはいらない」とお断りされた場合、「本当に内祝いを贈らなくてもよいのか」「表向きだけの社交辞令なのか」など、どう対応すべきか悩むところだと思います。
ここでは、出産祝いをいただいた際に「お返し(お祝いのお返し)はいらない」と言われた場合の対処方法についてご説明します。
そもそも内祝いとは
そもそも内祝いとは、本来お祝いをいただいたものへのお返しという意味合いではなく、喜ばしいお祝いごとへの嬉しい気持ちをお裾分けするために、飲食を共にする宴席を設けたり、贈り物を用意することが一般的で、これが本来の「内祝い」のかたちでした。
よって、本来はお返しをするという意味ではなく、お祝いの意味合いがあります。ただし、現在では「お祝い」に対する「お返し」という意味で使われることが多くなっています。
また地域によっては、お祝いをいただいたのにお返しをしないことを「片祝い(かたいわい)」といって、縁起が悪いとするところもあります。片祝いはかなずしも出産祝いに関わるとは限りませんので、地域の風習などを両家の両親に確認して対応を決めてもよいでしょう。
「出産内祝いはいらない」と言われるのは何故か
どうして出産内祝いが不要と言われるのか、理由は大きく2つあると思われます。
気遣いの気持ち
出産内祝いに限らず、内祝いを受け取ることに対して申し訳ない気持ちになる人はいるようです。出産内祝いの場合は特に、「出産後の母子の健康や赤ちゃんの世話で忙しいためお返しを気にしなくてもいいのに」「子育てを支援したい」との気遣いの気持ちが一層強くなります。
また、両親、兄弟、祖父母、親戚など、家族内での形式的なお返しは不要と考える人もいます。
社交辞令
出産内祝いを不要とする理由として、社交辞令の可能性もあります。この場合は判断が非常に難しいですが、できるだけお返しすることを検討するのが良いでしょう。
「出産内祝いはいらない」と言われたら
出産祝いを贈る際に「内祝いは不要」「お返しは不要」と言われる方もいます。
「生まれた赤ちゃんのために使ってほしい」「産後の色々大変なときに選ぶ負担をかけさせたくない」など、気遣いの気持ちから来る言葉の場合も多いですが、配偶者と一緒に相手によって臨機応変に対応を検討するようにしましょう。
【両親や親族の場合】
両親については素直に甘えてもいいと思いますが、両家の考え方もありますので、配偶者とよく話し合って決めましょう。
親族の場合は社交辞令の意味合いが強い場合もありますので、今後の関係を円滑にするためにも内祝いを贈るようにするほうが無難でしょう。
【職場の同僚、友人の場合】
相手との関係性によって変わりますが、どうしても辞退する気持ちが強い場合などは、内祝いとしてではなく別の機会にプレゼントとしてお渡ししたり、お呼ばれする際に手土産にするなど工夫してもよいでしょう。お互い様だからという場合もありますが、必ずしも相手がそういったことになるとは限りませんので注意が必要です。
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