お歳暮・冬ギフトのマナー・豆知識

お歳暮の渡し方とは?
渡すタイミングなど手渡しする際の基本マナー

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最終更新日:2025.10.30

お歳暮の渡し方とは?渡すタイミングなど手渡しする際の基本マナー

お歳暮の渡し方は近年は配送が主流となっていますが、本来は直接手渡しで贈るのが正式なマナーです。
特に目上の方やお世話になっている方、ビジネスシーンでは手渡ししたほうがよい場合もあります。
しかし、手渡しする際どのような流れでお渡しするのか、どんなマナーがあるのか不安な方も多いはず。

本記事では、 お歳暮を手渡しする際に押さえておきたい3つの訪問マナーやお渡しする際の流れなど、お歳暮の渡し方ついて詳しく解説します。

特にお世話になった方や近隣の方へのお歳暮は手渡しするのが基本

近年、お歳暮は配送する方が増えてきていますが、基本は手渡しするのがマナーであり、一年の感謝が伝わりやすいでしょう。
特に近くに住んでいる方や普段からよく顔を合わせる方・お世話になっている方へは、できるだけ手渡しするのがおすすめです。

ただし、お歳暮シーズンは世間的に忙しい時期でもあるため、お相手の都合に合わせて贈るのがマナーです。
スケジュールが合わない、普段からご多忙な方には、受け取りやすい日時を確認したうえで配送するほうが喜ばれるかもしれませんね。

お歳暮を手渡しするときに気をつけたい3つの訪問マナー

「お歳暮を手渡しする際、どんな準備が必要?」「訪問時のマナーは?」など、渡す際のマナーについて心配な方も多いですよね。

ここからはお歳暮を手渡しする際に気をつけておきたい3つのマナーをご紹介します。

手渡しの訪問に適した時間

親しい間柄であっても、訪問するときにはあらかじめ相手の都合を確認し、訪問日時を調整しましょう。
訪問日時は相手の都合を優先し、先方からのお申し出がない場合は朝早くやお昼時、夕方以降は避けた10〜11時頃、または13時半〜16時頃にお伺いするのが良いでしょう。

早く到着したとしても、先方も出迎えるための準備がありますので、約束した時間より前に訪問するのは控えましょう。
また、10分以上遅れてしまうときは、お相手に心配をかけてしまいますので、必ず連絡を入れておくことが大切です。

訪問時の身だしなみ

訪問時は「親しき中にも礼儀あり」という言葉の通り、近所に出かけるようなラフな格好は控え、清潔感のある落ち着いた印象の服装がよいでしょう。
スーツである必要はありませんが、目上の方や恩師の方へお歳暮をお届けする際は、ジャケットやワンピースなど少し綺麗めな服装が好まれます。

また、コートやマフラー、帽子等を着ている場合は、訪問時に先に脱いでからインターホンを鳴らします。
脱いだ上着等はたたんで手に持っておくか、鞄等にしまっておきましょう。

お歳暮の持参方法

お歳暮を持参する際は、風呂敷や紙袋に包み、品物が汚れないよう持ち運ぶのが一般的です。
風呂敷が最も丁寧とされていますが風呂敷がない場合は、百貨店等でお歳暮を購入したときにもらう紙袋に入れて持ち運ぶとよいでしょう。

紙袋も風呂敷は埃よけとして包むため、そのままお渡しするのは失礼にあたります。
お相手にお渡しする際は品物を取り出し、表書きが見えるよう向きを整えて渡します。
外出先等でお渡しする場合は、お相手が持ち帰る用に新しい紙袋を用意しておいたほうがよいかもしれません。

なお、元来の贈答品の正式なマナーでは、お盆の上に載せてから袱紗をかけ、風呂敷に包んで持参します。
この場合先方に渡すときは風呂敷からだし、盆ごと差し出しますが、このとき袱紗をかけたまま渡すか外すかは地方によって多少異なります。

どちらにしても、品物が汚れないように持参しましょう。

訪問してからお歳暮の品物を手渡しするまでの流れ

ここからは、訪問してからお歳暮をお渡しする流れについて確認していきましょう。

よくあるお歳暮を手渡しするシーン別にご紹介します。

お歳暮の品物を手渡す前に年末をご挨拶をする

玄関先での挨拶は簡単に済ませ、お部屋に通されてから正式な挨拶をします。
お歳暮の品物は正式な挨拶が済んでからお渡しします。
挨拶の言葉は、「日ごろの感謝の気持ち」を伝えることや「年末のご挨拶」をすることが一般的です。

(挨拶の例)

「今年もお世話になりました。ご家族で楽しんでいただけるものをお持ちしたので、皆さんでお召し上がりください。」

「お世話になりました。少しでも感謝の気持ちを伝えたくて、お歳暮の品をお持ちしました。どうぞお納めください。」

玄関で手渡す場合は手短に手渡す

お歳暮を玄関で手渡しする場合は、年末のご挨拶の後、紙袋から出してお渡しするのが一般的です。
紙袋から出すのが難しい場合は、相手が手に取りやすいよう、紙袋の下に片方の手を添えて「紙袋のまま失礼いたします」とひと言添えて差し出します。
また、生ものや冷凍品など早く冷蔵庫に入れたほうがいいものを持参している場合は、ひと言添えて玄関で渡しします。

お歳暮を手渡した後は、「お忙しい時期にありがとうございました」など手短に感謝の言葉を伝えてから変えるとよいでしょう。

室内で手渡す場合は下座で挨拶をする

室内でお歳暮をお渡しする場合は、下座(入口側)に座り、挨拶をしてから風呂敷や紙袋から品物を取り出し手渡すのが基本です。

洋室に通された場合は、椅子に座る前に立ったままお歳暮をお渡しするようにしましょう。
お渡しする際は表書きがお相手の正面になるように片手で品物を持ち、もう片方を下から支えるように渡すとよいでしょう。
また、和室の場合は、畳の上に置いてから差し出すこともあります。

不要になった紙袋は持ち帰るのが基本ですが、親しい間柄であれば、処分をお願いしても構いません。
「恐れ入りますが、紙袋の処分をお願いしてもよろしいでしょうか」とお詫びしてお渡しします。

取引先や企業に訪問する場合は商談前に手渡すのがポイント

12月頃に取引先や企業の方にお会いする機会があれば、お歳暮を手渡しするのがおすすめです。
年末のご挨拶や商談のために訪問するなら、ご挨拶の後、商談する前にお渡しするのがよいでしょう。

ビジネスシーンでは「いつもお力添えありがとうございます。来年も変わらぬご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。」など、ひと言添えてお渡しします。
また、来社いただいた時にお歳暮をお渡しする場合は、お持ち帰り用の紙袋を用意しておくようにしましょう。

お歳暮を手渡しするのが難しい場合は配送でもOK

遠方で直接お伺いしてお渡しするのが難しい、スケジュールが合わない場合は、インターネットや店頭でお歳暮を購入し、配送するとよいでしょう。
やむを得ず配送する際は、品物が届く前にお歳暮を贈る旨、送り状を出しておくと丁寧です。
送り状の手配が間に合わない場合は、お歳暮と合わせて添え状を贈ってもよいとされています。

お歳暮の渡し方に関してよくある質問

最後にお歳暮の渡し方に関してよくある質問を集めました。
お相手に失礼のないお歳暮を贈れるよう事前に確認しておきましょう。

手渡しするタイミングがお歳暮の時期を過ぎてしまいそうなときは?

お歳暮シーズンは一般的に12月初旬〜12月20日頃、遅くても12月25日頃までとされているため、この期間に手渡しが難しい場合はお相手のお宅に配送するか、年明け以降に別の用途として贈るようにしましょう。
年の瀬であるお歳暮シーズンは、どなたも忙しいため、手渡しするのが難しいかもしれません。
お相手とスケジュールが合わない場合は無理に手渡しせず、受け取りやすい日時に届くよう配送の手配をしたほうが喜ばれます。

また、年末までに会えないものの、年始のご挨拶に訪問するという場合は「お年賀」や「寒中見舞い」として贈るとよいでしょう。

取引先へお歳暮を配送するときに気をつけることは?

取引先や企業へお歳暮を配送する際は、事前にお歳暮を贈る旨、挨拶状を贈っておくのがおすすめです。
日頃の感謝として、いつ・どんなお歳暮を贈るのか記入した送り状を贈ります。
送り状を贈るタイミングは、お歳暮が届く1週間前ほどが目安ですが、間に合わない場合は、電話やメール等でお歳暮を贈る旨を連絡し、添え状として同封しても構いません。

お歳暮の渡し方は柔軟に対応するのがおすすめ

この記事のまとめ

お歳暮は、1年の感謝の気持ちを形にして相手に贈る機会です。
手渡しは、顔を見ながら感謝を伝える温かさがあり、お歳暮の渡し方としてもっとも丁寧な贈り方とされています。
しかし、何かと忙しい現代では、お互いのライフスタイル等の違いから手渡しが難しいケースもあるため、手渡しと配送のどちらが負担なく贈れるか検討してみましょう。

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