内祝いのマナー・豆知識

内祝いの渡し方ガイド:手渡し?郵送?ベストな渡し方は?

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最終更新日:2025.8.6
内祝いの渡し方ガイド:手渡し?郵送?ベストな渡し方は?

お祝いしていただいた方へ内祝いを贈る際、お相手に失礼のない渡し方は、手渡しと配送のどちらなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
また「手渡しで渡す場合のマナーは?」「配送する時ののし紙はどうする?」など、マナーについてお悩みの方も多いはず。

本記事では、お相手に喜んでもらえる内祝いの渡し方と、基本マナーについて解説します。

目次

内祝いは手渡しでも郵送・配送どちらでもOK。ただし渡す時のマナーに注意

内祝いの渡し方は、手渡し、郵送・配送のどちらでもよいとされています。
お祝いのお返しである内祝いは、本来手渡しが基本とされていましたが、近頃は生活スタイルの変化により、郵送・配送で贈る方も増えています。
手渡しと郵送・配送では、それぞれ下記のようなメリット・デメリットがあります。

贈り方 手渡し 郵送・配送
メリット

直接感謝を伝えられる

印象が残りやすい

配送料がかからない

遠方の方にも贈れる

相手の都合に合わせやすく、手間をかけない

デメリット

お相手の時間を確保してもらう必要がある

感謝の気持ちが伝わりにくい場合がある

おすすめののし紙の掛け方

外のし

内のし

まずは内祝いの渡し方について確認してみましょう。

お祝いの感謝を伝えるなら個別に手渡しがおすすめ

感謝の気持ちをしっかりと伝えるなら、内祝いは手渡しで贈るのがおすすめです。
お相手と対面して直接お礼の言葉を伝えられるため、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
特に職場の上司や両親、近くに住んでいる親戚など、比較的会いに行きやすい方には、内祝いを渡したい旨を伝えてから手渡しするとよいでしょう。

ただし、内祝いを手渡しすることで、お相手に時間や手間をかけてしまう可能性もあります。
特に普段からお忙しくしている方には、訪問するタイミングに配慮し、必要に応じて郵送・配送も検討しましょう。

遠方の方や忙しい方にはお相手の都合に合わせて郵送・配送がおすすめ

遠方に住んでいる方に内祝いを贈るなら、無理に手渡しせず郵送・配送でお届けするのが一般的です。
お相手の受け取りやすい日時に内祝いを手配すれば、負担をかけずスマートに感謝の品を贈れます。
また、近くに住んでいる方でも、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭、お忙しい方には郵送・配送したほうが喜ばれるケースもあります。

内祝いを郵送・配送する際は、事前に感謝の言葉をお伝えすると共に受け取りやすい日時を聞いておくのがおすすめです。 特に飲食系の内祝いを贈る場合は、受け取りだけでなく保管することも考慮する必要があります。

直接お礼が伝えられない分、簡単な一言でもメッセージカードやお礼状で感謝の気持ちを添えておくと礼儀正しいと感じてもらえます。

そもそも内祝いとは?

現代では、お祝いしていただいた方へのお礼として内祝いの品を贈るのが一般的です。
しかし、もともと内祝いとは、結婚や出産など、おめでたいことがあった家庭がその喜びを周囲にお裾分けする日本の贈り物文化でした。
本来は、お祝いをいただいていない方にも贈るものでしたが、時代と共に「お祝いへのお返し」という意味合いに変化してきました。

ただし、内祝いのルールやマナーは、地域や年代によって異なる場合があります。贈る前に確認しておくと安心です。

内祝いを手渡しする際の基本マナーと注意点

ここからは内祝いを手渡しする際に気をつけておきたい基本マナーを2つご紹介します。
ご家庭や地域によってはルールが異なるケースもあるので、ご両親やギフトショップなどで確認してみてください。

事前に訪問、内祝いをお渡しするアポイントを取っておく

内祝いを手渡しする際は、事前にお相手の都合のよい日時にアポイントを取ってから訪問するのがマナーです。 訪問するアポイントを取るときは、電話やメールなどで「お祝いをいただいたお礼に内祝いをお渡ししに伺いたいのですが、ご都合のよいお時間はありますか?」と聞いてみましょう。 訪問するタイミングは一般的に食事や早朝、夜間を避け、10時から16時頃がよいとされています。

こちらの都合で訪問できる日時が限られてしまう場合は、事前に3つ程度候補の日時を提示して選んでもらうとスムーズに調整できます。
お相手との都合がつかず、内祝いを贈るタイミングがあまりにも遅れてしまうようであれば、郵送・配送でお届けしても問題ないか確認してみるのも一つの手です。

内祝いを手渡しする際に注意したい4つのポイント

内祝いを手渡しする際は、次の4つのポイントにも気をつけましょう。

  • 内祝いの品は紙袋や風呂敷にいれる
    内祝いを手渡しするときは、内祝いの品が汚れないよう紙袋や風呂敷に包み、手渡すタイミングで取り出すのがマナーです。
    持ってきた紙袋は持ち帰り、お相手の持ち帰り用の紙袋は別に用意します。
  • お相手にのしを向け、両手で持つ
    手渡しするときは、のしと表書きをお相手に向け、両手で内祝いの品をお渡しするのが基本です。
    内祝いの用途がわかるよう、手渡しする際はのし紙を包装後に掛ける「外のし」を選ぶのがおすすめです。
  • 感謝の言葉を添えて手渡す
    お祝いしていただいた感謝が伝わるよう、丁寧に差し出し、お礼の言葉を伝えましょう。
    「先日はお祝いをいただきありがとうございました。〇〇がお好きと伺いましたので、こちら皆さんでお召し上がりください」など、感謝の気持ちを伝える一言を添えると喜ばれます。
  • 職場などで渡す場合はタイミングに配慮する
    内祝いはプライベートな贈り物のため、職場など周りの方がいる場で内祝いを手渡しする場合は、渡すタイミングにも配慮が必要です。
    休憩時間など人の注目が集まりにくいタイミングでお渡しすると周囲の方にも失礼なくお礼の品が渡せます。

内祝いを郵送・配送する際の基本マナーと注意点

内祝いを郵送・配送する際は、手渡しとは異なるポイントに注意が必要です。
ここで感謝の気持ちが伝わる内祝いギフトの郵送・配送方法について解説します。

先方に受け取り可能な日時を確認し、時間指定で内祝いを贈る

内祝いを郵送・配送する際は、事前にお相手が品物を受け取れる日時を確認しておきましょう。
「内祝いをお贈りしたいのですが、◯月◯日以降で受け取りやすい日時はありますか?」と、発送予定日を確認しておくと丁寧です。

受け取りやすい時期を確認せずに送ってしまうと、不在により再配達の手間や、食品であれば賞味期限や保管場所に困らせてしまう可能性があります。
お相手にご負担をかけないためにも、できるだけお相手のご希望に沿って贈れるよう、早めに受け取り可能時期を確認しておきましょう。

内祝いを郵送・配送するなら、のし紙は「内のし」にするのがおすすめ

内祝い郵送・配送で贈る際は、品物に直接のし紙を掛け、その上から包装する「内のし」にするのがおすすめです。 内のしは、のし紙の破損や汚れ防止になるため、掛け方にも気を配るとより丁寧な贈り物になります。

お近くのギフトショップやネットショップで内祝いギフトを選ぶときに「内のしでお願いできますか?」と依頼すれば対応してもらえます。
依頼するときに内祝いの用途を伝えれば、適したのし紙も選んでもらえるでしょう

内祝いを郵送・配送する際に注意したい3つのポイント

内祝いを郵送・配送する際、注意しておきたいポイントは次の3つです。

  • 冷蔵・冷凍保管が必要な場合は事前にお相手に伝える
    冷蔵や冷凍保管が必要な内祝いを突然贈ってしまうと、お相手の負担になってしまう可能性があります。
    受け取り日時を確認する際に、そのような品物を贈る旨をあわせて伝えておきましょう。
  • 送り状の宛名の書き方に注意する
    送り状の宛名は内祝いをお届けしたい方のお名前を記載するのが一般的ですが、地域や慣習によっては世帯主のみを書くこともあります。
    また、ご夫婦から連名でお祝いしていただいた場合は、送り状も合わせてお二人の名前を書くのが一般的です。
  • お礼状やメッセージカードを添える
    内祝いを贈る際は、お礼状やメッセージカードを同封することで感謝の気持ちが伝わります。
    「このたびは温かいお祝いをいただきありがとうございました。お礼の品を贈ります。」など感謝の言葉を添えておくだけで、お相手に安心感をお届けできるでしょう。

押さえておきたい内祝いの基本マナー

ここからは内祝いを贈る時に押さえておきたい基本マナーを3つご紹介します。

内祝いはお祝いをいただいてから一ヶ月以内に贈るのが一般的

内祝いを贈る一般的なタイミングは「お祝いをいただいてから一ヶ月以内」が目安です。
一部贈る時期が異なる内祝いもありますが、基本的にはお祝いの品が届いてから一ヶ月以内に手配すればよいとされています。
あまりにも早く内祝いを贈ると「すでに用意されていたものが届いた?」と思われてしまうかもしれません。

体調や家庭の都合等で内祝いを贈るのが遅くなる場合は、その旨お相手に伝え、大まかにお届け時期を伝えておくと丁寧な印象になります。

内祝いの相場は半分~3分の1返しが一般的

内祝いの相場は、お祝いでいただいた金額の半額〜3分の1程度とされています。
たとえば、30,000円のお祝いをいただいたら、10,000〜15,000円程度の内祝いを用意します。
いただいたお祝いよりも高い金額の内祝いを贈ってしまうと失礼にあたるため、普段からお世話になっている方に贈る場合でも半額程度に抑えましょう。
相場の範囲内であれば、目上の方にも目下の方にも失礼がなく、お相手も負担なく内祝いを受け取ってもらえるはずです。

ただし、高額なお祝いをいただいた場合は、相場以下のお返しでも良いとされています。
高額なお祝いをしていただくときは、盛大にお祝いしたいというお相手の気持ちでもあるため、無理に相場通りの内祝いを用意する必要はありません。
内祝いを贈る際は、相場を確認しつつ、お相手との関係性や状況に応じて柔軟に予算を決めるとよいでしょう。

内祝いを贈るなら感謝の気持ちを込めたメッセージカードを添えると好印象

お相手の好みに合う内祝いを選ぶことも大切ですが、お礼の言葉を書いたメッセージカードを添えると、より感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
簡潔な一言でも、メッセージが添えられているのと無いのとでは、大きく印象が異なります。

内祝いにメッセージカードを添えるなら、お祝いしていただいたことへの感謝と共に近況や今後も良いお付き合いをしていきたい旨を書くとよいでしょう。

シャディギフトモールでは、内祝いと一緒に贈れる無料メッセージカード作成サービスをご用意しております。
用途に合わせたデザインや文例を選びアレンジするだけで、簡単にオリジナルメッセージカードが作成できます。

内祝いの贈るシーン別の文例やメッセージカードの書き方については、下記の記事もご覧ください。

内祝いに添えるメッセージの書き方と文例集は?

内祝いの渡し方でよくある質問

最後に内祝いの渡し方でお悩みの方から寄せられるよくある質問を集めました。
「手渡しするときもお礼状は必要?」「内祝いと季節の贈り物の時期が被ったらどうする?」など、回答しております。

内祝いを手渡しする際、お礼状は添えるべき?

内祝いを手渡しする際も、お礼状を添えておくと丁寧な印象を持ってもらえます。 特に目上の方やお忙しい方には内祝いをお渡しするだけになってしまうケースがあるため、感謝の気持ちをしっかり伝えるためにもお礼状は添えたほうが無難です。

必ずお礼状を添えなければならない訳ではありませんが、丁寧に感謝の気持ちを伝えるなら、内祝いに一筆添えておくとよいでしょう。

職場やサークルなど連名でいただいたお祝いには、まとめてお返ししても良い?

職場や所属しているサークルなどから連名でお祝いしていただいた場合は、まとめて内祝いをお渡ししてもよいとされています。
まとめてお返しを贈る場合は、個包装されたお菓子やジュースなどを用意し、できればお一人ずつお礼の言葉を伝えながら配るのが理想です。

一人ずつ配るのが難しい場合は、お祝いを届けてくれた代表の方へ内祝いをお渡しし、後日個別にお祝いしてくれた方へお礼を伝えるとよいでしょう。

内祝いを手渡しする際、どんな一言を添えたら喜ばれる?

内祝いを手渡しする際は、贈るお相手との関係性に合わせて言い回しを使い分けるとよいでしょう。
たとえば、上司や目上の方には「このたびは温かいお祝いをありがとうございました。お礼の品をお持ちしましたので、お受け取りください。」と丁寧に伝えると好印象です。
家族や友人など普段からやりとりしている相手であれば「この前はお祝いしてくれてありがとう。お礼に◯◯を用意したので受け取ってください」など、カジュアルな言い回しでも問題ないでしょう。

内祝いを配送する時期が季節の挨拶と被った場合は、まとめて贈る?別々に贈る?

内祝いを贈る時期が、お中元やお歳暮など季節のご挨拶と重なってしまう場合は、別々に贈るのが一般的です。
地域やお相手との関係性にもよりますが、同時に内祝いと季節のご挨拶を贈ってしまうと手抜きやマナー違反だと思われてしまう場合も。 内祝いと季節のご挨拶の時期が被ってしまったときは、混同されないよう1週間ほど間隔を空けて贈るとよいでしょう。

ただし、お相手によってはまとめて贈る方が、かえって負担にならない場合もあります。
贈る時期や渡し方に悩んだ際は、お相手の状況を考慮して判断しましょう。

内祝いを贈るなら手渡しも配送も対応可能なシャディギフトモールで

この記事のまとめ

内祝いは、お祝いのお返しを贈るお相手との距離や関係性に応じて、渡し方を使い分けるとよいでしょう。

内祝いを手渡しするのであれば、事前にアポイントを取ってから訪問します。 郵送・配送する場合は、受取可能な日時を確認したうえで、内祝いを手配しましょう。 内祝いを選ぶときは、手渡しや配送問わず、対応可能なギフトショップで手配するのがおすすめです。

シャディギフトモールは、手渡し・配送どちらにも対応可能です。 幅広い年代の方に喜んでいただける多彩な商品を豊富に取り揃え、のし紙やラッピング・挨拶状の無料ギフトサービスもご利用いただけます。

手渡しなら外のし、配送なら内のしと、のし紙の掛け方もお選びいただけます。 内祝いを贈る際は、ぜひ渡し方に合わせたギフトサービスが利用できるシャディギフトモールをご利用ください。

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