お中元の時期が過ぎたらどうする？遅れた場合の対処法は？
お中元の準備をうっかり忘れてしまった…そんなとき、どう対応すればよいか迷っていませんか？
実は、お中元の時期を過ぎてしまっても、マナーを守って適切な方法で贈ることで、失礼なく感謝の気持ちを伝えられます。
本記事では、お中元の時期を過ぎたらどうしたらいい？とお悩みの方へ、失礼のない対処法を解説します。
お中元の時期を過ぎてから贈り物をする時の基本的なマナーを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【時期別対処法】お中元の時期を過ぎたら表書きを変えて贈ればOK
お中元の時期を過ぎてしまった場合でも、贈り方に配慮すれば贈って問題ありません。
一般的にお中元を贈る時期は、贈り先に合わせて手配するため、うっかり忘れてしまうケースもあります。
しかし、お相手の地域のお中元時期を過ぎてしまっても、贈る時期に合う表書きに変えて贈れば失礼がありません。
たとえば、東京などの新盆の地域へ贈る場合は、立秋（8月8日頃）までであれば「暑中見舞い」、それ以降であれば「残暑見舞い」として贈れます。
贈り先のお中元時期を過ぎてしまっても、時期に応じて贈り方とマナーに気をつければ感謝の気持ちを伝えられます。
【立秋を過ぎてしまったとき】残暑見舞いとして贈る
新盆の地域の方へ立秋（8月8日頃）を過ぎて贈る場合は、「残暑御見舞」として贈るとよいでしょう。
関西や九州など、旧盆地域へ贈る場合は、8月15日以降、残暑見舞いとして贈ります。
のし紙の表書きは「残暑御見舞」とし、紅白の蝶結びの水引を使用します。
残暑御見舞も、目上の方や取引先には「残暑御伺い」とすることで、より丁寧な印象を与えることができます。
中元の時期に喪中だった場合は？
ご家庭によっては、お中元の時期に喪に服している方もいるかもしれません。 お中元は季節のご挨拶のため、喪中でも贈って問題ないとされています。 しかし、普段よりも贈り方に配慮しなければならない点もあります。
ここでお中元の時期に喪中だった場合の贈り方やマナーについてご紹介いたします。
自分が喪中の場合は、例年通り贈って問題ない
自分が喪中であっても、お中元を贈ること自体は問題ありません。 ただし、お相手に気を遣わせないよう忌中は避け、四十九日を過ぎた忌明け後に贈るほうが無難です。 四十九日明け（忌明け）を待っている間にお相手のお中元時期を過ぎてしまった場合は、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈るとよいでしょう。
自分が喪中のときに暑中見舞いや残暑見舞いとして贈る場合は、のし紙を使用せず、白無地の奉書紙等を選ぶのが一般的です。
お中元の時期を過ぎたときに注意しておきたいポイント
お中元時期を過ぎてから贈り物をするときは、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
ここで特に注意しておきたい2つのポイントをご紹介します。
気付いた時点でお詫びの連絡する
お中元の時期を過ぎてしまったことに気付いたら、できるだけ早く相手にお詫びの連絡をしましょう。
電話やメールで「お中元の時期を過ぎてしまい申し訳ありません」と伝えることで、相手に対する配慮を示すことができます。
お詫びの連絡と共に、いつ頃お届けしてよいかも合わせて確認しておくと、より丁寧な対応と感じてもらえるでしょう。
のし紙選びや書き方に注意する
贈る時期に応じて、のし紙の表書きを適切に変更することが重要です。 たとえば、暑中見舞いの場合は「暑中御見舞」、残暑見舞いの場合は「残暑御見舞」とします。 目上の方や取引先には「暑中御伺い」や「残暑御伺い」とすることで、より丁寧な印象を与えることができます。
お相手や自分が喪中の場合は、のしがついていない掛け紙に変更するのも忘れないようにしましょう。
お中元の時期を過ぎたときによくある質問
最後にお中元の時期を過ぎてしまったときによくある質問に3つ回答します。
遅れて届いたお中元のお返しなど、気になる悩みに回答しましたのでぜひ参考にしてみてください。
お中元時期を過ぎてから贈るとき避けたほうがよい品物はある？
時期を過ぎてからお中元を贈るときは、贈るタイミングに合わせて品物を選ぶのがおすすめです。
たとえば9月に入ってから贈る場合は、水ようかんのような涼しさを感じられるものよりも焼き菓子など季節を問わず楽しめるものを贈ったほうがよいかもしれません。
季節の贈り物として贈り物をするなら、お歳暮に贈るのがおすすめです。
まとめ｜お中元の時期が過ぎても焦らなくてOK。別の名目で感謝の気持ちを伝えましょう。
お中元の時期を過ぎてしまっても、贈るタイミングに応じた表書きとマナーを守れば、感謝の気持ちが伝わるでしょう。
贈り先のお中元時期を過ぎてしまっても、暑中見舞いや残暑見舞い、9月以降であれば御礼として贈って問題ありません。
また、相手が喪中の場合や、こちらが喪中の場合も、贈り物のマナーに気をつけることで円滑な人間関係を築くことが可能です。
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