お中元・暑中見舞い マナー・豆知識

お中元とは?

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最終更新日:2025.7.4
お中元とは?

「お中元」は、日ごろお世話になっている方や仕事上の付き合いのある方に対して、 感謝の気持ちを品物に託して贈る夏の挨拶です。
日本では古くからある贈り物の習慣ですが、そもそもお中元ってどんな意味があるの?と感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、お中元とはどのような贈りものなのか、贈る時期やのし紙などの基本的なマナーから、お中元ギフトの選び方などお中元の基本的な知識をご紹介します。

お中元・夏ギフト特集

お中元とは?起源や込められた意味

お中元とは、お世話になっている方へ感謝と健康を願い品物を贈る夏のご挨拶です。
お中元は、元々中国の行事と日本のお盆が重なり、感謝の贈り物を贈る習慣として根付いていきました。

ここでお中元の起源と意味について確認してみましょう。

お中元の起源・由来

お中元の起源は、古代中国道教の天神を祭る「三元」の日とされています。
上元は1月15日、中元は7月15日、下元は10月15日を指しますが、7月15日の仏教行事、「盂蘭盆会」(うらぼんえ)は中元と同時期に行われます。
いつしかこれらが結びついてお供え物をする習慣が、親しい方にも贈り物をするようになり、それが徐々に根付いていったようです。

お中元に込められた意味

お中元には「半年間お世話になりました」という感謝の気持ちと、「夏の暑さを元気に乗り越えてください」という気遣いの気持ちが込められています。
日本の伝統行事の一貫として、目下の方からお世話になった恩師や会社の上司など目上の方に感謝の気持ちを込めて贈り物をするのが始まりとされています。

夏の暑い時期に贈るお中元では、涼しさが感じられるゼリーやアイス、食欲がないときでも食べやすいそうめんなどを贈り、お相手の健康を願う意味も強いです。
ほかにも、メロンや桃など季節のフルーツや、夏バテ防止に効果的なうなぎなどのスタミナグルメを贈ると喜ばれます。

お中元の基本マナー|贈る時期や金額相場、のし紙

日ごろお世話になっている方への感謝の気持ちを込め、またご無沙汰している方へのあいさつも兼ねて交流を深める目的の贈りものがお中元の習慣です。
一般的に7月上旬から中旬頃までに贈るとよいとされていますが、細かい時期は地域によって異なります。
お世話になっている方へ感謝を伝えるお中元だからこそ、マナーを守り失礼のないようにしたいですよね。

ここからはお中元を贈るときに確認しておきたい基本的なマナーについて解説します。

地域によって贈る時期が異なるお中元

お中元は、7月上旬から7月15日までに贈るのが一般的とされていますが、厳密には地域によって贈る時期に差があります。
たとえば、関東などの東日本地域では7月1日〜15日頃、関西などの西日本地域では7月15日〜8月15日頃までと、1ヶ月以上の差があります。
近頃は地域に関係なく7月の中旬頃を目安にお中元を手配するケースが増えていますが、中には時期外れのギフトは失礼と捉えられてしまう場合も。

お中元を贈るときは、事前にお相手の地域のお中元時期を確認したうえで、品物を贈るとよいでしょう。

お中元を贈る相手によって相場が異なる

お中元の一般的な相場は、3,000〜5,000円程度とされていますが、贈る相手によって金額が上下します。 普段からお世話になっているお相手に贈る場合でも、高額なお中元を贈るとかえって気を遣わせてしまいかねません。

親戚、両親、兄弟 3,000〜5,000円
会社の上司、目上の方 5,000~10,000円
友人・知人 2,000~3,000円
同僚、取引先 2,000~5,000円
習い事の先生、仲人 3,000〜5,000円

お中元は、お歳暮と同様に毎年同じくらいの金額の品物を贈るのがマナーとされているため、無理のない範囲で予算を決めることが重要です。

お中元ののし紙の書き方・掛け方

お中元は、何度繰り返してもよいとされるため、「紅白蝶結び」の水引を5本または7本使ったのし紙を掛けます。 水引の上の表書きには「お中元」や「御中元」と書くのが一般的ですが、贈る時期によって「暑中御見舞」や「残暑御見舞」など、変えて贈る場合も。

また、お中元を直接手渡しする場合は、包装紙の上にのし紙を掛ける「外のし」を選ぶケースが多いです。 宅配便等で贈る場合は、のしが汚れたり破れたりしないよう、商品に直接のし紙を掛けてから包装する「内のし」を選ぶのがおすすめです。 のし紙の掛け方に明確な決まりはありませんが、地域や親族間の慣習があるケースもあるので、確認しておくとよいでしょう。

シャディギフトモールでは、お中元や暑中見舞い・残暑見舞い用ののし紙・包装サービスを無料でご用意しています。 夏ギフトののし紙や包装についてお悩みの方は、下記の特集ページをご覧ください。

お中元を贈った相手にはお歳暮も贈るのがマナー

お中元をお贈りした相手には、お歳暮も贈ることがマナーとされています。
お中元とお歳暮の両方を贈る場合には、お中元で贈った品物よりも、お歳暮で贈る品物の値段をやや高めに設定して贈るようにします。
どちらか片方だけを贈る場合は、1年間の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮を贈るようにしましょう。
お付き合いのある方々すべてに贈るとなると、年々数が増えてしまい経済的な負担ばかりが増えてしまいます。
義理だけの贈りものになってしまうと、自分ばかりか相手の方にとっても負担になります。
自分らしいお付き合いの方法を考えてみると良いでしょう。

お中元とお歳暮の両方を贈っていた方に対して、お中元をやめる場合は、暑中見舞いで現況を伝えるようにします。

お中元とお歳暮の違い

お中元は夏のご挨拶として、お歳暮は冬のご挨拶として贈るものです。

お歳暮は「年のはじめから暮れまで一年間お世話になりました」「来年もよろしくお願いします」という感謝の気持ちを込めて贈ります。 お歳暮を贈る時期は12月初旬から25日頃までに贈るのが一般的で、年末に家族や親戚など、大勢で楽しめる食品などを贈ります。

お中元とお歳暮は贈る時期や意味が異なるものの、どちらもお相手に感謝の気持ちを伝える贈り物といえます。

喜ばれるお中元の選び方

お中元の品物を選ぶ際は、贈るお相手の好みや年齢、家族構成を基準に選ぶのがおすすめです。
お子さんのいるご家庭に贈る場合はボリュームのあるお菓子がおすすめですが、高齢のご夫婦や独身世帯へお中元を贈るなら、量よりも質で選ぶとよいでしょう。
お中元ギフトでは、ひんやりとしたゼリーやアイスなど冷たさが感じられるものや、食欲の落ちやすい夏にスタミナがつくグルメ系が人気です。

ただし、生ものや賞味期限が近い品物は、お相手の負担となりやすいので避けたほうが無難です。
また、縁起の悪い品物や好みの分かれやすい食品等も避けたほうがよいでしょう。

お相手に喜んでいただけるお中元を選ぶなら、シャディギフトモールの人気ランキングもチェックしてみてください。

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お中元に関するよくある質問

最後に「喪中のときはお中元を贈らないほうがいい?」「お中元はいらないと言われた場合、贈ってはダメ?」など、 お中元に関するよくある質問に3つ回答します。

喪中のときにお中元を贈ってもいい?

季節のご挨拶として贈るお中元は、お祝いではないため、お相手または自分が喪中のときでも贈ってよいとされています。
ただし、故人が亡くなられてから間もない内はご遺族の負担もあるため、忌中(故人が亡くなられてから四十九日まで)を過ぎてから贈るのが望ましいです。

お中元を断られたときはどうする?断ってもいい?

お中元はご挨拶として贈るものですが、立場上受け取れない方や負担を感じて辞退するケースもあります。
お相手にお中元を断られた場合は、ご負担をかけてしまったお詫びと今後も変わらずお付き合いをお願いする気持ちをお伝えするとよいでしょう。

また、お中元をお断りしたいときは、まずは品物が届いたことへの感謝を述べたうえで「今後のお気遣いは不要です」と丁寧にお伝えします。
突然やめてしまうと、お相手が不安に感じてしまうため、やんわりと辞退の気持ちを伝えるとよいでしょう。

お中元の時期を過ぎたらどうしたらいい?

贈り先のお中元時期を過ぎてしまった場合は、お中元に掛けるのし紙の表書きを「暑中御見舞」や「残暑御見舞」に変えて贈ります。 暑中見舞いや残暑見舞いもお相手の住む地域によって時期が異なるため、贈る時期に合わせて使い分けが必要です。

お中元を贈るのが遅れたときは、気付いた時点でお詫びと受取可能な時期を確認しておくと配慮が伝わります。 お中元の時期を過ぎてから品物を贈るときのマナーについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

お中元を贈るなら多彩な商品を取り扱うシャディギフトモールで

この記事のまとめ

お中元は、日頃お世話になっている方へ感謝と健康を気遣う気持ちを込めて贈る日本の習慣です。
今後も良好な関係を築いていくためにも、お中元を贈るときはマナーを守って喜ばれる品を贈りたいですよね。

シャディギフトモールでは、お中元にぴったりな商品を豊富に取り揃えています。
お中元の定番とされるゼリーやアイス、オンライン限定の人気ブランドのギフトセットなど、贈るお相手の年齢や好みに合わせてお選びいただけます。
お相手の好みがわからない場合は、好きな商品を選んでいただけるカタログギフトもおすすめです。
お中元に適したのし紙やラッピングサービスも無料でご利用いただけます。

喜ばれるお中元・夏ギフトに悩んだら、ぜひ品揃えが豊富なシャディギフトモールをご利用ください。

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