香典返しのマナー・豆知識

十三回忌のお返し(香典返し)には何がおすすめ?のし・相場マナーや品物の選び方

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最終更新日:2025.11.7

十三回忌のお返し(香典返し)は何がおすすめ?のし・相場マナーや品物の選び方

十三回忌法要とは、故人が亡くなってから満12年目に営む法要で、故人の子や兄弟など、近親者のみで行われるケースが多いです。
しかし、親族から香典(御仏前)をいただいた時にお返しが必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、十三回忌にいただいた香典(御仏前)へのお返しについて、おすすめの品物など選び方や相場・のし紙などの基本マナーを詳しく解説します。

「十三回忌法要でお返し(香典返し)は必要?」「御仏前(香典)を辞退したときも引き出物は用意すべき?」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

十三回忌でもお返し(香典返し)は必要?これまでの年忌法要との違い

十三回忌法要は、近親者のみが集まるケースが多いですが、現金のお供えをいただいたらお返しを用意するのが一般的です。
ここで十三回忌のお返し(香典返し)と、ほかの年忌法要との違いについて確認してみましょう。

十三回忌法要では返礼品として引き出物を渡すのが一般的

十三回忌法要とは、故人がなくなった日から満12年目の命日に行う法要のことで、御仏前などのお供えへのお返しとして「引き出物」と呼ばれる品をお渡しするのが一般的です。
施主は、十三回忌法要に間に合うよう事前に返礼品を用意し、お供えと参列いただいた感謝を込めて法要当日に引き出物をお渡しします。

ただし、親族のみで執り行うことの多い十三回忌では、会食や折詰弁当を省略する代わりに御仏前を辞退するケースもあります。
御仏前を辞退する場合も、参列いただいたことへの感謝を込めて引き出物は用意しておくケースが多いようです。

なお、法事・法要のお返しを「香典返し」と呼ぶこともありますが、四十九日以降は「香典」ではなく「御仏前」と呼ぶのが一般的です。
そのため、四十九日以降の法要でお渡しする品は、厳密には「香典返し」ではなく「引き出物」や「返礼品」といいます。

一周忌と十三回忌の違い

一周忌は、故人が亡くなってから1年後に行う法要を指します。
年忌法要のなかでも重要な法要とされているため、身内だけで執り行う十三回忌とは異なり、遺族や親族以外にも故人と親しかった友人や知人を招待します。

一周忌は参列する方が多く、参列いただいた方と「お斎(おとき)」と呼ばれる故人を偲ぶ会食を行い盛大に供養するケースが多いです。

三回忌と十三回忌の違い

三回忌は、故人が亡くなって2年後に執り行う法要を指します。
遺族や親族、故人と特に親しかった友人等を招いて、三回忌法要を執り行うのが一般的です。
十三回忌は小規模な供養となるため、多くの方に供養される最後の法要として三回忌を捉えている方が多いようです。

七回忌と十三回忌の違い

七回忌は故人が亡くなってから満6年目に営む法要で、親族や親しい友人などごく少数で行われるケースが多いです。
十三回忌は、七回忌よりもより小規模な法要となりやすく、ご遺族やごく近しい親族のみで集まることが一般的です。
また、十三回忌法要は身近な親族のみで集まるため、平服で参列してもよいとされています。

十三回忌のお返し(香典返し)基本マナー|贈る時期・相場・のし・挨拶状

ここからは十三回忌で包んでいただいた香典(御仏前)へのお返しについて解説します。
十三回忌は親族のみで執り行うことが多いため、地域や慣習によってマナーが異なる場合があります。

ここでは基本のマナーについてご紹介しますので、詳細はご親族や葬儀社へ確認してみてください。

十三回忌のお返し(香典返し)はいつまでに贈る?

十三回忌のお返しは、法要当日に参列者がお帰りになる前に手渡しするのが一般的です。
具体的なタイミングとしては、法要終了後のお見送りする際や、お斎(会食)の後に手渡しします。
参列者が多い場合は、会食時に席に引き出物を置いておくケースもあります。

なお、十三回忌法要に参列されない方から御仏前が届いた場合は、法要から1週間〜10日後くらいまでを目安に手配するのが一般的です。
遅くとも届いてから1ヶ月以内には、お返しが届くよう手配しましょう。

十三回忌のお返し(香典返し)の相場

十三回忌の香典(御仏前)のお返しは、いただいた金額の3分の1〜半額程度を基本的考えとして、引き出物も一般的な香典(御仏前)相場から予算設定して事前に用意します。
一般的な香典(御仏前)相場は、5,000円〜10,000円とされているため、引き出物の具体的な相場金額は「2,000円〜5,000円」程度です。
想定よりも多く香典(御仏前)を包んでいただいた場合は、後日追加でお礼の品物を贈るケースもあります。

また、十三回忌法要の後にお斎(会食)の場を設けるかどうかでも相場が異なるため、準備する前に葬儀社や親族に確認しておくとよいでしょう。
十三回忌法要はこれまでの年忌法要よりも小規模な集まりとなるため、会食を省略するケースがあります。

会食の有無やお返しの相場については、地域や親族の慣習によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

十三回忌のお返し(香典返し)の掛け紙(のし紙)・表書きの書き方

  • 黒白結び切り

    黒白結び切り

  • 黒白結び切り・蓮あり

    黒白結び切り・蓮あり
    (主に関東で使用)

  • 黄白結び切り

    黄白結び切り

  • ゆり柄

    ゆり柄

十三回忌のお返しにかける掛け紙(のし紙)は、一周忌や三回忌と同じものでよいとされています。
一般的に水引は「黒白結び切り」を使用し、表書きには「志」と記載、名前は施主の名字またはフルネームを書きます。
但し、関西では「黄白結び切り」を使用し、表書きを「粗供養」と書くなど、地域や宗派によって表書きや水引の色が異なる場合があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

親族のみで十三回忌法要を執り行う場合でも、お返しの品には掛け紙を掛けるのがマナーです。
詳しい掛け紙の選び方については、こちらで解説しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

十三回忌のお返し(香典返し)に添える挨拶状

十三回忌のお返しは、家族のみで執り行い、手渡しするケースが多いため、挨拶状は省略してもよいとされています。
しかし、法要に参列できない遠方の方や、後日お参りに訪れた方には、挨拶状を添えてお返しを贈ると感謝の気持ちが伝わりやすいです。
また、御仏前をお供えいただいた方がお返しを辞退された場合は、お心遣いへの感謝を込めた挨拶状を贈ったほうが丁寧な印象になります。

挨拶状の詳しい書き方については、以下の記事をご覧ください。

十三回忌のお返しの選び方とおすすめ品物

ここからは十三回忌で贈るお返しの選び方について解説していきます。

十三回忌のお返し(香典返し)に適したおすすめの品物とは?

十三回忌で贈るお返しは、一般的な香典返しと同じく食べたり使ったりしたら消える「消え物」が基本です。
下記の3つは十三回忌のお返しでよく選ばれています。

  • ・お菓子やお茶・コーヒーなどの消え物
  • ・洗剤、タオルなどの消耗品
  • ・カタログギフト

焼き菓子やおせんべい、お茶やコーヒーなどの日持ちの長い食べ物は、弔事のお返しギフトとして多くの方が選んでいます。
飲食品は軽くて持ち運びやすい商品が多く、十三回忌法要当日にお持ち帰りいただくのにも困りません。
洗剤やタオルなどの消耗品は、好みを問わず実用的なため、どなたにも贈りやすい品として人気があります。

また、品物選びに迷ったときには好きなものを選んでもらえるカタログギフトもおすすめです。
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十三回忌のお返し(香典返し)で避けたいタブーな品物

十三回忌のお返しでタブーとされているのは、弔辞にふさわしくない縁起物や四つ足生臭ものと呼ばれるお肉やお魚などです。

主に、十三回忌のお返しにふさわしくないとされる品物は下記の4つです。

  • ・お肉やお魚などの生もの
  • ・お祝いで使うお酒や昆布、縁起物
  • ・具体的な金額のわかる品物
  • ・持ち運びしにくい大きい・重い品物

殺生を連想させるお肉やお魚などの生ものは、弔辞のお返しにタブーとされています。
また、お祝いを意味する紅白やリボンが施された品や、お酒、昆布など慶事を連想させる品物は十三回忌のお返しにふさわしくありません。

さらに、商品券やギフト券などの金額がわかる物、重い物やかさばる品物も十三回忌のお返しでは避けたほうが無難です。
十三回忌のお返しを選ぶ際は「日常使いしやすい消え物」「持ち帰りやすさ」に配慮しておくとよいでしょう。

十三回忌のお返し(香典返し)でよくある質問

最後に十三回忌のお返しのご準備されている方から寄せられるよくある質問に4つ回答します。
「十三回忌を親族のみで行う場合もお返しは必要?」「祖父と祖母の法要は同時に執り行えるの?」など、気になる質問に回答しました。

一つずつ確認していきましょう。

親族のみで十三回忌を行う場合もお返し(香典返し)は必要?

親族のみで十三回忌を執り行う場合でも、参列者から御仏前をいただいた場合はお返しするのが一般的です。
しかし、十三回忌法要は、親族のみで執り行うご家庭が多いため、御仏前やお供え物を辞退するケースもあります。
辞退をお伝えした方から供花やお供え物が届いても、基本的にお返しは不要です。

また、御仏前をいただかない場合でも十三回忌法要に参列いただいたお礼として引き出物の用意が必要なケースもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

十三回忌のお返しと香典返しの違いは?

「香典返し」は通夜や葬儀など四十九日までに頂いた香典へのお返しであり、「十三回忌のお返し(引き出物)」は十三回忌法要で頂いた御仏前などのお供えへの返礼品という違いがあります。

葬儀や告別式など、忌中にいただいた香典へのお返しとして、四十九日明けに香典返しを贈ります。
一方、十三回忌のお返しは、年忌法要に参列・御仏前のご厚意への感謝として、法要当日にお礼の品を渡すのが一般的です。

なお、十三回忌法要に合わせて、現金書留が届いた場合や、後日御仏前をいただいた場合は、1週間から1ヶ月以内にお返しを贈ります。

十三回忌のお返しはいらないと辞退された場合は?

十三回忌法要でお返しはいらないと申し出があったときは、無理に品物を贈らなくてよいとされています。
お返しを辞退された場合は、後日感謝の気持ちを示した挨拶状を贈るとよいでしょう。
特に十三回忌は親族だけで執り行うケースが多いため、お返しはいらないと心遣いいただくことが多いかもしれません。

挨拶状だけでは物足りないという場合は、旅行のお土産やお祝いの品を贈るなど別の形で感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

十三回忌を別の法事と同時に行う(併修)場合のお返し(香典返し)はどうする?

別の法事と同時に十三回忌を執り行う場合は、併修でいただく御仏前の相場に合わせてお返しも用意するのが一般的です。
併修でいただく御仏前の相場は、一般的な年忌法要の1.5倍程度のため、お返しも同じく1.5倍の金額を目安にお返しするとよいでしょう。

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この記事のまとめ

十三回忌法要は、親族のみで集まる場合でも御仏前をいただいたらお返しを贈るのが一般的です。
御仏前を辞退する場合でも、参列の御礼として引き出物を用意するご家庭もあるため、十三回忌の準備をする際は事前に確認してみましょう。

十三回忌のお返しを選ぶ際は、お菓子やお茶、タオルなど、日常的に使いやすい消え物を選ぶのが基本です。
好きなものを選んでもらいたいという場合は、カタログギフトもおすすめです。

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