香典返しのマナー・豆知識

お供えのお返しは不要な場合もある?金額相場からふさわしい品物について解説

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最終更新日:2023.9.27
お供えのお返しは不要な場合もある?金額相場からふさわしい品物について

お悔みごとや法事のタイミングなど、様々な方々から「お供え物」をいただくケースは少なくないでしょう。その際に、お供えに対してのお返しが不要な場合もあるという話を聞いたことはありませんか?

「不要な場合、お返しを送ったら失礼になるのではないか」と思うと、不安になりますよね。

そこで本記事では、お供えのお返しが「必要な場合」と「不要な場合」について解説します。本記事を読めば、香典やお供え物をいただいた方に対して適切に対応できるようになります。

お返しが必要な場合はどのような品物を選ぶとよいのか、マナーや金額相場についても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

お供えのお返しが必要な場合と不要な場合

お供えのお返しが必要な場合と不要な場合

お供えのお返しは必要な場合と、不要な場合があります。どのようなケースが該当するのか、それぞれチェックしておきましょう。

お供えのお返しが不要な場合

基本的に、香典(現金)以外のお供え物に対してお返しは不要と考えられています。

葬式や法事ではお供え物として盛籠(もりかご)や、祭壇の周りに飾る供花をいただくことがあります。香典以外のお供え物には基本お返しは必要ないと考えられているため、後日お礼状にて感謝の気持ちを伝えましょう。

また、お供え物を送った側も、お返しの負担を作らないようあえて香典以外のものを贈っている可能性があります。

加えて、先方がお返しを辞退されている場合も、わざわざお返しする必要はありません。辞退されているにもかかわらずお返しを贈るのは、かえって失礼にあたります。この場合も、お礼状のみ送るようにしましょう。

お供えのお返しが必要な場合

お返しが必要になるのは、香典や1万円以上する高価な盛籠・供花などをいただいた場合です。また、遠方にお住まいで参列できなかった方からお供え物をいただいた場合も、後日お返しするのがマナーです。

ただし、地域によっては1万円未満のお供え物にもお返しが必要な場合があります。マナー違反ではないものの、先方からは「お供え物を準備したのにお返しがない」と思われてしまうでしょう。お返しが必要かどうか判断に迷ったら親族に相談するのが確実です。

また、参列者の中には香典とお供え物を準備してくれる方もいます。お供え物が1万円未満のものであれば、香典のみに対するお返しを用意しましょう。お供え物が1万円以上する高価なものの場合は、香典とお供え物それぞれに対するお返しが必要です。

シャディでは豊富な種類・予算のギフトを取り揃えております。お香典返しやお供えへのお返しに相応しい品も検索できます。

お供えのお返しを贈る際のマナー

お供えのお返しを贈る際のマナー

お供えのお返しを贈る際には、幾つかマナーがあります。覚えておくべきマナーは、主に以下の2つです。

  • ・返す時期と渡し方に関するマナー
  • ・のしとお礼状に関するマナー

今後の関係にも影響するため、しっかり押さえておきましょう。

返す時期と渡し方に関するマナー

お供えのお返しはいつ渡すのか迷う方もいるでしょう。お返しする時期は、いただいた当日に渡す「当日返し(即日返し)」と、後日渡す「後返し」の2パターンがあります。

当日返しでお返しする場合は、一律の金額(2,000〜4,000円程度)で品物を用意します。高額なお供えをいただいた方には、当日返しに加えて後返しでもお返しするのがマナーです。

参列できずお供え物を送っていただいた方に対しても、後返しで品物を送りましょう。後返しで送る場合は、法要後1週間〜10日までに届くよう手配します。

返す時期と渡すまでの方法は、人によっては気にされる方も多いです。地域の慣習によって価値観も異なるため、相手に合わせた時期とマナーを意識するようにしましょう。

のしとお礼状に関するマナー

お返しにはのしを付けるのが基本です。お供えのお返しに付けるのしは、黒白または双銀の水引で、結び切りのものを選びます。表書きの上には「志」または「粗供養」、下には施主の苗字または〇〇家と書きます。

遠方に住んでいる方には、郵送でお返しを送る場合もあるでしょう。手渡しできないときは、お供えのお礼と無事に弔い事を終えた報告も兼ねて、お礼状を付けると好印象を与えられます。なお、直接渡せるときはお礼状を用意する必要はありません。

ただ、お返しを送る前後のタイミングは忙しく動き回っている状況が予想されるため、のしの書き方や掛け方、お礼状の文面など迷ってしまうポイントは多くあるでしょう。

そのような場合は、シャディギフトモールをご活用ください。シャディギフトモールでは、挨拶状やのしを無料で作成できるサービスがあるため、忙しいタイミングでも迷わず贈れます。

お供えのお返しを贈る金額の相場

お供えのお返しを贈る金額の相場

お供えのお返しには、香典返しと同様に金額の相場があります。ただし、状況によって相場は異なります。

状況に合わせて判断できるよう、以下2つの金額相場を押さえておきましょう。

  • ・一般的な金額相場
  • ・連名の場合の金額相場

それぞれ詳しく解説します。

一般的な金額相場

お返しの一般的な金額相場は、いただいた金額の1/3〜半額です。たとえば、10,000円のお供えをいただいたら、3,000〜5,000円程度の品物を用意します。

また、お供えとなる物品の他に1万円以上する盛籠や供花などをいただいている場合は、それらを加味したお返しをお渡しする必要があります。

いただいた物の金額を聞くのは失礼にあたるため、仮に10,000円と想定して3,000〜5,000円程度のお返しを準備するとよいでしょう。

なお、香典も併せていただいていた場合は、「香典に対するお返し」と「お供え物に対してのお返し」は別々に用意すると、丁寧な印象を与えられます。

香典返しの金額相場ついては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

連名の場合の金額相場

「社員一同」といったように連名でお供え物をいただいた場合、基本的な金額相場は1/3〜半額です。このときポイントになるのが、お供え物にかけた一人あたりの金額です。

お供え物に一人あたり3,000円以上かけている場合は、一人ひとりにお返しが必要と考えます。たとえば、30,000円のお供え物を10人で用意したとします。一人あたり3,000円支払っていることになるため、一人ひとりに1,000〜1,500円程度の品物を渡すのがマナーです。

しかし、3,000円未満の場合は一つの品物でお返しして問題ありません。個包装のお菓子やティーバッグなど、分けられる品物を選びましょう。

ただ、複数名にお返しを贈るとなると、まとまった数を用意しなければなりません。人数が多ければかなりの荷物になってしまうため、負担も大きくなってしまいます。

そのような場合は、シャディギフトモールをご利用ください。シャディギフトモールでは、数百円で購入できる低価格帯の品物も多数用意しています。予算からお返しの品を選べるため、まずは一度チェックしてみてください。

お供えのお返しにふさわしい・ふさわしくない品

お供えのお返しを贈る金額の相場

お供えのお返しの品には、ふさわしいものとふさわしくないものがあります。ふさわしくない品物を送れば、相手に不信感を抱かせるでしょう。

今後も良好な関係を築けるよう、しっかり押さえておきたいポイントです。ここでは、お供えのお返しにふさわしい・ふさわしくない品について、深堀して解説します。

お供えのお返しにふさわしい品

お供えのお返しにふさわしい品は「消えもの」と呼ばれる品物です。消え物には「悲しみが消えてなくなる」という意味が込められているため、慶事の返礼品にぴったりです。具体的には、食料品や洗剤や石鹸などの日用品が挙げられます。

食料品ではお菓子やお茶、調味料、乾麺など日持ちしやすいものがおすすめです。洗剤や石鹸は、万人受けしそうなものを選びましょう。においが独特だったりきつかったりすると使ってもらえない恐れがあるため注意が必要です。

また、タオルも「不幸を拭う」という意味が込められていることからお供えのお返しに適した品物として人気があります。

お供えのお返しにふさわしくない品

お供えのお返しにふさわしくない品には肉や魚、そしてかつお節や昆布など慶事を連想させるものが挙げられます。

肉と魚は古くから「四つ足生臭もの」と呼ばれ、殺生を連想させる品物です。弔事の返礼品にはタブーとされているため、お供えのお返しにはふさわしくありません。

また、かつお節や昆布、お酒はお祝い事で用いられる品物の定番です。縁起物というイメージが強いため、お供えのお返しには選ばないのが無難です。他にも、華やかな見た目のお菓子や置物なども慶事の返礼品には適していません。

お供えのお返しに迷った時はカタログギフトがおすすめ

お供えのお返しを贈る金額の相場

お供えのお返しには、ふさわしい品だけでなくふさわしくない品もあります。品物を選ぶときは慎重になりすぎて、結局何がよいのか分からなくなることもあるでしょう。

そこでおすすめなのがカタログギフトです。カタログギフトなら返礼品のタブーを気にする必要がないので、品物選びで悩まずに済みます。先方には好きなものを選んでもらえるので、確実に欲しいものを送れます。

また、送る側も貰う側もメリットが大きいため、お供えのお返しに迷ったときはカタログギフトを選ぶのがおすすめです。

シャディでは豊富な種類・予算のギフトを取り揃えております。お供えへのお返しにふさわしい品やカタログギフトが見つけやすくなっています。

まとめ

一周忌のお返しに迷った際はシャディギフトモールの活用がおすすめ

お供えのお返しが必要になるのは、基本的に「高額な品物をいただいたとき」「遠方から対応いただいたとき」です。

盛籠や供花など、現金以外のお供え物にはお返しは不要と考えられています。しかし、地域によって対応が異なる場合もあるため、親族に確認しておくのが無難です。

また、お供えのお返しが必要になった場合は、弔事の返礼品にふさわしい品物を選びましょう。後返しで配送する際は、のしと挨拶状を付ける必要があります。品物選びから準備まで行うのは時間と手間がかかるため、大きな負担となるでしょう。

少しでも手間を省きたいのであれば、ギフトサイトの利用がおすすめです。シャディギフトモールでは、お供えのお返しにぴったりな品物を豊富に取り扱っています。のしや挨拶状の作成、配送まで行ってくれるので、準備に忙しい施主の負担を軽減できます。

お供えのお返しの品物選びにお困りの際は、ぜひシャディギフトモールをチェックしてみてください。

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