
家族ぐるみで仲の良い方や、職場、会社関係者など、連名で香典を包んでいただくケースがあります。
連名で香典をいただいたとき、香典返しをどなた宛てに贈ればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ご夫婦や職場、会社関係者から連名で香典を包んでいただいた際の香典返しについて基本的なマナーを紹介します。
一人当たりのお返し金額が少額の場合や、包んでいただいた方のお名前がわからない場合の対処法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
連名で香典をいただいた時はどうお返しする?

お通夜や葬儀でいただく香典のなかには、ご夫婦や会社関係者の方から連名で包んでいただくケースもあります。
連名でいただいた香典にも、個人名義でいただいたときのように香典返しが必要です。
香典を連名で包んでいただいている場合の香典袋には、下記のような記載があります。
- ・ご夫婦のお名前
- ・◯◯課一同
- ・▲▲ 有志
連名で香典をいただいた場合、状況に応じてお一人お一人に個別で香典返しを贈るか、まとめて贈るか対応方法が異なります。
複数の方へ香典返しを用意する際は、お相手との関係性や状況に合わせて、失礼のないよう対応しましょう。
【ケース別】連名で香典をいただいたときの香典返しの方法
連名で香典を包んでいただいた場合、香典返しをどう贈ればよいのか、対応に迷う方も多いのではないでしょうか。
お通夜や葬儀では、親族以外にも職場や会社関係者の方から連名で香典を包んでいただくケースも多く、個人に贈る香典返しとは異なる対応が必要です。
ここからはケース別に連名で香典をいただいた際の香典返しについて解説します。
夫婦・家族連名で香典をいただいた場合
親戚や友人など、夫婦やご家族連名で香典を包んでいただいた場合は、まとめて一つの香典返しを贈ります。
香典は一世帯につき一つを包んでいただくことが一般的なため、香典返しも一つにまとめて問題ないとされています。
ご夫婦へ香典返しを贈る場合は、包んでいただいた香典の3分の1から半額程度を目安に品物を選ぶとよいでしょう。
お二人の好みを把握しているようであれば、ご夫婦で楽しんでいただける食べ物や日用品がおすすめです。
また、香典返しを配送する場合は、宛名(配送伝票)を連名記載するのが一般的です。
ただし、必要に応じてご夫婦やご家族の代表者の名前でまとめて配送しても、失礼ではないとされています。
職場・取引先から連名で香典をいただいた場合
職場や取引先から連名で香典を包んでいただいた場合は、個人名がわかるか確認してみましょう。
個人名がわかる場合は、香典を包んでいただいた人数で割り、一人あたりの金額から3分の1〜半額程度の香典返しを贈るのがマナーです。
一般的に、会社関係者からいただく香典の相場は3,000〜5,000円とされているため、個別に香典返しを贈る場合は1,000〜3,000円程度を目安に品物を用意するとよいでしょう。
個人名がわからない場合や、一人当たりのお返しが1,000円未満など少額になる場合は、香典を持参いただいた方へまとめて香典返しを贈っても良いとされています。
ただし、香典袋に会社名が記載されていた場合は、経費から香典を包んでいただいている可能性があります。
経費から香典を包んでいただいた場合は、香典返しは必要ないとされているため、後日「差し入れ」としてお礼の品物を用意するのがおすすめです。
友人・知人一同から香典をいただいた場合
仲の良い友人や、知人から連名で香典をいただいたときは、個別に香典返しを贈るのが一般的です。
まとめて香典返しを用意してしまうと、代表者の方に各人へ渡す負担をかけてしまうため、一人当たりの金額が少額であっても個別に贈るのがよいでしょう。
友人や知人に贈る場合の香典返しも、いただいた金額を人数で割り、一人あたりの金額から3分の1〜半額程度を目安に同じ品物を用意します。
同じ品物で事務的な印象を受ける場合は、感謝の気持ちを込めた挨拶状を添えておくと丁寧な対応だと感じて盛られるでしょう。
シャディギフトモールでは、定型文から簡単につくれる挨拶状サービスをご用意しております。
スマホからでも簡単に作成できるので、挨拶状を添えた香典返しをお探しの方はぜひご利用ください。
連名で香典をいただいたときの香典返しのマナー・注意点
連名で香典をいただいたときでも、基本的な香典返しのマナーは変わりません。
しかし、品物を一つにまとめるのか、個別に贈るのか、配送する場合の宛名はどうするのか迷う人も少なくないはず。
ここからは連名で香典を包んでいただいた場合の香典返しについて、一般的なマナーと注意点をご紹介します。
一人あたりの金額が少額の場合はまとめてお返しするケースも
職場の方や友人から連名で香典を包んでいただいた場合、お返しする一人あたりの金額が少額になるときがあります。
たとえば、一人当たり1,000円の香典を包んでいただいた場合、香典返しの相場は300〜500円となるため、お一人ずつお返しを用意するのは難しいでしょう。
一人当たりのお返しの金額が1,000円未満になる場合、代表の方へまとめて香典返しを贈っても失礼にはあたらないとされています。
まとめて香典返しを贈る場合は、配りやすいように個包装されていて、少し数の多いギフトセットを選ぶとよいでしょう。
まとめてお返しする際は宛名も連名にする
連名でいただいた香典に対して、まとめて香典返しを贈る際は、宛名は連名にして贈るのが一般的です。
たとえば、ご夫婦の連名で香典をいただいた場合に香典返しを配送するときは、配送伝票へ「山田 太郎様・花子様」とお二人の名前を記載します。
ただし、職場の人や会社関係者の方へまとめて香典返しを贈る際は、会社や有志の代表者宛てに贈るケースが多いようです。
「▲▲年度入社同期 有志」など、代表者名がわからない場合は香典を持参していただいた方宛てに贈ってよいか確認してみてください。
香典返しを辞退された場合は感謝の気持ちを伝える
連名で香典返しを包んでいただいた方から香典返しを辞退された場合、無理にお返しする必要はありません。
香典を持参いただいた代表の方が香典返しは不要と意向を示されたら、その場でお礼の言葉を伝え、後日お一人お一人に感謝の言葉を伝えるのがマナーです。
直接お礼が伝えられない場合は、ご厚意に対する感謝の言葉と共に、略儀でのご挨拶になるお詫びとしてお礼状を送付するとよいでしょう。
連名でいただいた香典にふさわしい香典返しの品物
連名で包んでいただいた香典への香典返しには、弔事の引き物の基本である「消え物」を選ぶとよいでしょう。
食べて消えるお菓子や使うとなくなる石鹸やタオルなどは、香典返しの定番としても人気です。
ここからは連名でいただいた香典にふさわしい香典返しの品物について、具体的に解説します。
香典返しの基本は「消え物」
香典返しは、不祝儀な出来事は残さないとする言い伝えから、後に残らない消え物を贈るのが基本です。
定番の品物としては、お菓子や海苔、日本茶やタオルなど、お菓子や日用品が選ばれています。
ただし、消え物のなかでも下記のような品物は、香典返しとして贈るのは避けたほうがよいでしょう。
- ・お肉やお魚などの生物
- ・切れる、割れるなど縁起の悪いことを想定する物
- ・お祝いで使用するお酒や昆布
香典返しとして不向きとされる品物以外であれば、お相手の好みに合わせた消え物を選ぶと喜ばれます。
お相手の好みがわからない場合は、質が良くシンプルなタオルや石鹸など実用的な香典返しがおすすめです。
少額の香典返しには「ボリュームのある品物」をまとめて贈るのがおすすめ
香典を包んでいただいた方で割った金額が少額の場合は、小分け包装されたお菓子やジュースをまとめて贈るのがおすすめです。
また、会社や職場関係の方からいただく香典の場合、包んでいただいたお一人お一人のお名前がわからない場合も。
しかし、ボリュームのあるギフトセットであれば、香典を包んでいただいた方もそうでない方にも忌引きで業務負担をかけてしまったお詫びと共にお返しができます。
一人ひとりの好みに合わせるのが難しい場合は、さまざまな種類のお菓子や飲み物がセットになったアソートセットを選ぶのがおすすめです。
夫婦連名や高額な香典へのお返しには「カタログギフト」もおすすめ
高額な香典や、夫婦連名で香典を包んでいただいた場合は、好きなものを選べるカタログギフトがおすすめです。
カタログギフトなら、グルメから日用品、ブランドの人気アイテムや体験ギフトなど、幅広いジャンルから好きな品物を選んでもらえます。
シャディでは多彩なジャンルの人気商品が豊富に掲載された総合カタログギフト「瑠璃」やグルメ好きな方へ贈る「味景」など、さまざまな種類のカタログギフトをご用意しています。
カタログギフトであれば、葬儀当日にお返しする場合でも持って帰りやすく、負担の少ない香典返しの品として喜ばれるのではないでしょうか。
連名への香典返しは品揃え豊富なシャディギフトモールで
連名で香典をいただいた場合も、個人名義でいただいた時と同様に香典返しを贈るのがマナーです。
個別で香典返しを贈るか、まとめてお返しするかは、お相手との関係性や状況、地域の慣習に合わせて判断するとよいでしょう。
香典返しの品物選びに迷ったら、取り扱い商品が豊富なシャディギフトモールのご利用がおすすめです。
香典返しの定番ギフトはもちろん、カタログギフトの種類やコースも豊富なため、高額な香典をいただいたときの香典返しとしても贈りやすいでしょう。
掛け紙(のし紙)・包装、挨拶状の無料ギフトサービスもご用意しています。
連名への香典返し選びに迷ったら、ぜひシャディギフトモールにご相談ください。
当サイトは、大切な方へ贈るギフトにまつわるマナーやお役立ち情報をお届けしております。
掲載されている一部のサービスや機能については対応が難しい場合がございますので、
予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
具体的なご相談や詳細なアドバイスをご希望の方は、お近くのシャディ提携店・サラダ館へご相談ください。
お客様のご要望に合わせたご提案やサポートが可能な場合もございますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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