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お歳暮の時期はいつからいつまで?贈ることを忘れたときの対処法

最終更新日:2024.09.20

お歳暮の時期や、忘れてしまった時の対処法をご紹介お歳暮の時期や、忘れてしまった時の対処法をご紹介

お歳暮の時期はいつからいつまでかご存知でしょうか?

お歳暮は地域によって贈る時期が異なりますが、大体の目安が決まっています。本記事では、地域別のお歳暮の時期や、お歳暮を贈ることを忘れてしまったときの対処法などについて解説します。

お相手や自分が喪中の場合のお歳暮の贈り方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

お歳暮の時期はいつからいつまで?

お歳暮は、日本古来に行われていた「御霊祭(みたままつり)」でお供えした塩鮭や数の子などを親族に送り届ける儀式が起源とされています。いつしか友人や知人、取引先や上司など、日頃お世話になっている方へ、一年の感謝を届けるように変化してきました。

一年の感謝を届ける年末の行事として親しまれてきたお歳暮を贈る時期は、12月13日を過ぎてから、できれば12月20日くらいまでに贈るのが良いと言われています。なぜ12月13日を過ぎてから贈るのかというと、12月13日の「事始め(地方によっては事納め)」からお正月の準備を開始するという慣習が由来とされています。

お歳暮の贈る「事始め」の由来とは?11月に贈っても良い?

お歳暮を贈る時期は地域によって多少の差がありますが、多くの地域でお正月を迎える「事始め」である12月13日から12月20日頃に贈るのが一般的です。事始めは、お正月に飾る門松の木を山から伐ってきたり、お仏壇や家中を綺麗にしたり、お正月の準備を始める日とされてきました。

しかし、近年は歳末商戦や配送業界の繁忙期など、現代的な諸事情などにより11月下旬頃からお歳暮を贈るケースも増えてきています。

また、お歳暮の時期が12月20日頃までの理由は、年末が近づくとどのご家庭も年末年始の準備があり、帰省や年越し準備など慌ただしくなるからとも考えられています。そのため、お歳暮を贈るのであれば、遅くともクリスマスが終わる12月25日頃までに贈るのが目安とされています。

その一方で、数の子や海老など、お正月用に生鮮食品を贈ろうと考えている方は、12月20日過ぎくらいに贈ると喜ばれる場合が多いです。お歳暮に贈る生鮮食品はお正月の料理などに使う場合が多いため、出来るだけお正月に近い時期に贈ると喜ばれるでしょう。

【地域別】お歳暮を贈る時期

一般的には12月上旬から20日前後までに贈るのが良いと言われているお歳暮ですが、地域によってはその時期に違いがあると言われています。各地方のお歳暮の時期を見てみましょう。

【地域別】お歳暮を贈る時期

北海道のお歳暮時期

北海道のお歳暮は、12月10日〜12月20日頃が一般的です。近年は、配送需要の関係から、少し早めに贈っても問題ないとされています。

東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)のお歳暮時期

東北のお歳暮も、北海道と同じく12月10日〜12月20日頃に贈るのが一般的です。お歳暮として贈るのであれば、遅くとも12月25日までを目安に手配するとよいでしょう。

関東(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京都・神奈川)のお歳暮時期

関東のお歳暮は、ほかの地域よりも早く、12月1日〜12月20日頃までに贈るのが良いとされています。近年は12月初旬に届く場合も増えていて、早ければ11月末にお歳暮を贈ることもあります。

年末年始に向けて、各配送企業も繁忙期を迎えます。配送遅延などのトラブルに遭わないよう、確実に関東のお歳暮時期に届けるのであれば、早めに手配するのがおすすめです。

北陸・甲信越(新潟・富山・石川・福井・長野・山梨)のお歳暮時期

北陸・甲信越へのお歳暮は、12月10日〜12月20日頃に届くよう手配するのが一般的です。しかし、一部の地域では12月初旬からお歳暮が届いているケースもあり、関東に合わせて贈る時期が早まっています。

東海(静岡・愛知・三重・岐阜)のお歳暮時期

東海地方のお歳暮時期は、平均的な12月10日〜12月20日頃とされています。東海も関東地方に合わせて、お歳暮が届く時期が早まっていますが、遅くとも12月25日までに贈れば失礼がないとされています。

関西(大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良・和歌山)のお歳暮時期

関西地方のお歳暮は12月13日〜12月20日頃が一般的です。もともと、関西の正月事始めである12月13日〜12月31日までに届けば問題ないとされていましたが、近年は12月初旬に届くケースもあります。

中国・四国(鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)のお歳暮時期

中国・四国地方のお歳暮時期は、12月10日〜12月20日頃とされています。関西と同じく、年々お歳暮を贈る時期が早まっている傾向にありますが、12月13日頃に届くよう手配すれば問題ないでしょう。

九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)のお歳暮時期

九州地方も、全国的なお歳暮時期とされている12月10日〜12月20日頃に届くよう手配するのが一般的です。ほかの地域と同じく、年々お歳暮を贈る時期が早まっていますが、12月25日までに贈れば失礼はないとされています。

ただし、贈るのが遅くなると、年末年始の慌ただしい時期で先方が受け取れない可能性もあります。遅くなることがわかっている場合は、先方にあらかじめお歳暮

沖縄のお歳暮時期

沖縄のお歳暮時期は、12月1日〜12月25日頃とほかの地域よりも期間が長いです。しかし、年末年始に差し掛かってしまうと、先方もお正月の準備等で忙しくなる可能性があるため、できる限り早めにお歳暮を贈るとよいでしょう。

遅くなる可能性がある場合は、先方へ受け取れる時期を確認しておくと安心です。

お歳暮を贈ることを忘れてしまったときの対処法

お歳暮を贈ることを忘れてしまったときの対処法

お歳暮の時期に贈るのを忘れてしまった、遅れてしまった場合には次の2つの対処法があります。

・お年賀として贈る
・寒中見舞いとして贈る

お歳暮を贈る時期を過ぎてしまったときは、新年明けてから松の内の間に「お年賀」、松の内が明けてからは「寒中見舞い」として贈ります。

松の内とは、門松などのお正月の飾りを飾っている期間のことです。松の内の始まりは元日ですが、終わりは地域によって異なり、関東では1月7日まで、関西は1月15日までが一般的とされています。

お歳暮をお年賀として贈る

お歳暮を期間内に贈るのを忘れてしまった場合や、発送の手違いなどが発生した場合は、お年賀として贈るのがおすすめです。お歳暮の代わりにお年賀として品物を贈る場合は、お相手にお歳暮の時期に間に合わないお詫びと年明けに品物が届く旨、伝えておきましょう。

お歳暮の代わりにお年賀を贈る場合は、のし紙の表書きを「御年賀」とします。

お年賀の表書きが使えるのは、一般的に松の内と呼ばれる1月1日〜1月7日までの期間です。関西など、一部の地域では1月15日までお年賀としても失礼にはあたらないとされています。

ただし、お相手が喪中の場合は、お年賀として贈ることができません。松の内を過ぎてから「寒中見舞い」を贈るとよいでしょう。

お年賀とは?

お年賀とは、旧年お世話になった感謝の気持ちと共に、新年もよろしくお願いしますの気持ちを品物に込めて贈ることです。

日本には、お正月のときには新年の神様(年神様)をお迎えし、感謝するという習慣が古くからあります。また、お正月にご挨拶回りをする習慣もあり、その際に年神様を祀る神棚へのお供え物を相手の家に持っていく習わしがありました。現在の「お年賀」はここから由来しているとされ、時代と共にお供え物が新年のご挨拶回りの手土産として使われるようになったとされています。

お年賀は基本的に直接手渡しするのが基本です。お年賀は年始めに「今年もよろしくお願いします」の気持ちを込めた挨拶のため、宅配便などで配送することはあまり好ましくないとされています。

お歳暮を寒中見舞いとして贈る

お相手や自分が喪中で贈り物が憚られる場合や、お年賀の時期に間に合わなかった場合などは、お歳暮の代わりに寒中見舞いとして贈るとよいでしょう。

お歳暮を寒中見舞いとして贈る場合は、のし紙の表書きを「寒中御見舞」とし、松の内を過ぎた1月8日頃から立春である2月4日頃までを目安に手配します。寒中見舞いを贈る場合は、事前にお歳暮欠礼のお詫びといつ頃寒中見舞いをお届けするか伝えておくと、お相手も受け取りやすくなります。

喪中のときもお歳暮を贈ってOK?

お歳暮は季節のご挨拶でありお祝い事ではないため、お相手や自分のどちらかが喪中でも基本的にお歳暮を贈っても問題ないとされています。しかし、忌中で少し贈るのが気になるという場合は、寒中見舞いとして贈るのがよいでしょう。

お歳暮を贈る時期が過ぎてしまいお相手が喪中でお年賀を贈れない場合も、お歳暮を寒中見舞いとして贈ればよいとされています。

忌中とは?

忌中とはご家族が亡くなり、喪に服している期間で、故人が亡くなってから49日間までを指します。死を遠ざける期間という考えもあり、お祝い事や神社への参拝等を避けるのが一般的です。四十九日法要を終えると忌明けとなりますが、約1年間は喪に服す喪中は続きます。

お歳暮を贈るときは相手の都合も配慮することが大切

お歳暮を贈る時期について、地域別にご紹介しました。

お歳暮を贈るのが遅くなるようであれば、お年賀や寒中見舞いとして贈ったほうが、お相手にとっても負担が少ないかもしれません。特に年末年始で慌しくなる12月25日以降に贈るのは控えた方がよいでしょう。お正月用の生鮮食品を贈るのであれば、お相手が美味しくいただけるタイミングで贈ると喜ばれます。大切なのはやはり相手の事情や都合を思いやって贈る、ということでしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、お相手が受け取りやすい時期にお歳暮を贈ってみてください。

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