読んで得する お歳暮マナーガイド

お歳暮をもらったらどうする?
お返しのマナーとは

最終更新日:2024.11.6
お歳暮のお返しは必要?感謝を伝えるお礼の方法をご紹介返すことは不要。感謝を伝える方法などをご紹介

お歳暮をいただいたとき、お返しはしなくてよいのか疑問に思う方も多いかと思います。お歳暮は日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちとして品物を贈る季節のご挨拶ですので、基本的にお返しは不要です。

しかし、いただいてばかりでお返ししないのは気が引けるという場合は、感謝の気持ちを込めて品物を贈るのがおすすめです。

本記事では、お返しは不要?お礼の伝え方は?など、お歳暮のお返しに関する疑問をわかりやすく解説します。お返しを贈る際のマナーや贈り方についても合わせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

お歳暮のお返しは基本不要

お歳暮は、日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちからお贈りするものですので、基本的にお返しは不要とされています。そのため、贈っていない方からお歳暮が届いてもお返ししないのが一般的です。お歳暮をいただいた際は、お返しを贈るよりも届いた報告と心遣いへの感謝を伝えるほうが重要とされています。

とはいえ、お歳暮をいただくだけでは気が引けるという場合は、感謝の気持ちを込めてお返しを贈っても問題ありません。

ここからは、お歳暮をいただいた際にお礼を伝える方法について解説します。

◾️お返しよりも届いた報告とお礼を優先する

お歳暮をいただいたら、確かに受け取りましたという報告にもなりますので、できるだけ早くお礼状を出すようにしましょう。これまでお歳暮が届いたときはお礼状を贈るのがマナーでしたが、近年は電話やメールでも問題ないとされています。

しかし、目上の方や取引先へお歳暮のお礼を伝えるなら、お礼状を贈るほうがよいでしょう。マナーを気にされる方もいるため、メールや電話のみでなくお礼状を贈るほうが無難です。お礼状を贈る際は、お手紙として封書で送るのがもっとも丁寧な方法ですが、はがきでも失礼にはあたりません。

また、お礼状を出すタイミングは、できれば品物が届いてから3日以内に出したいものです。お歳暮シーズンは年末に差し掛かる慌ただしい時期でもありますが、先方に感謝の気持ちを伝えるためにも早めにお礼状を送りましょう。

◾️お歳暮のお礼は電話やメールでもいい?

お歳暮は12月の慌ただしい時期にいただく場合が多く、すぐにお礼状が準備できないときもあります。その場合は、届いたご報告として先に電話しておくとよいでしょう。特に親しい間柄であれば、電話やメールのみでもよいとされていますが、心のこもったお礼状を送るとより丁寧に感謝の気持ちを伝えられます。

また、近年はメールやLINEでお歳暮のお礼を伝えるケースも増えています。

ただし、目上の方や取引先などからお歳暮をいただいた場合は、やはりお礼状を贈ることが望ましいです。封書でお礼状を用意するのが難しければ。はがきで感謝を伝えてみましょう。

お歳暮のお返しを贈る場合は?

お歳暮は1度だけでなく、今後も継続して贈るものです。お相手との関係性を考慮し今後も継続する場合は「お歳暮」としてお返ししますが、1度だけ贈るなら「御礼」など別の名目でお返しの品物を贈る方がお互い負担が少ないでしょう。また、お返しを贈るタイミングによって、贈る名目が異なる点にも注意が必要です。

ここからはお歳暮のお返しを贈る際のマナーについて解説します。

◾️お歳暮のお返しを贈る時期

お歳暮のお礼は早いほうがよいですが、お返しの品物を贈るなら、今後お歳暮のやりとりをするかを考慮してから、贈り方や贈るタイミングを考えるとよいでしょう。来年以降もお歳暮のやりとりをする方へお返しを贈るなら、12月20日頃までを目安に「お歳暮」として贈るのがおすすめです。

今後お歳暮のやりとりをせず、今回限りの「御礼」として贈る場合は先方の受け取りやすい時期に贈ればよいとされています。あまり早くお返しを贈ってしまうとお相手に「かえって気を遣わせてしまったのでは…」と不安にさせてしまう可能性があるため、少し時期をずらして贈るとよいでしょう。

年内に手配できない場合は、松の内を迎える1月1日〜1月7日頃までに「お年賀」として贈る方法や松の内を過ぎてから「寒中見舞い」として贈る方法もあります。

贈り方 表書き
良きタイミングで「御礼」で贈る 御礼
12月初旬~下旬までに「お歳暮」で贈る お歳暮・御歳暮
1月1日~1月7日頃までに「お年賀」で贈る 御年賀・御年始
1月8日~立春(2月4日頃)までに「寒中見舞い」で贈る 寒中御見舞・寒中御伺

◾️お歳暮のお返しにふさわしい相場

お歳暮のお返しを贈る場合の相場は、いただいた品物の半額〜同額程度が目安とされています。一般的なお歳暮の相場は、3,000〜5,000円程度ですが、まれに高額な品物をいただくケースもあります。いただいた品物の金額以上に高額なものをお返しすると「今後お歳暮のやりとりはお断りします」という意味に捉えかねません。

お歳暮のお返しとして贈るなら、いただいた金額の半額程度に抑え、感謝の気持ちはお礼状に込めるとよいでしょう。

◾️お歳暮のお返しで人気の品物

お歳暮のお返しで人気なのは、ハムやお鍋セットなど季節を感じられる品物が多いです。ほかにもお菓子やカタログギフトなど、お歳暮としても定番のギフトは、お相手にも喜んでいただけます。

ただし、いただいた品物と同一のものは、受け取りを拒否する意味に捉えられてしまうため、別カテゴリから選ぶようにしましょう。

また、直接お歳暮をお届けいただいた方には「お移り」として、ちょっとしたお返しを贈るのもおすすめです。お移りとは、盆や重箱などでいただきものをした場合、ちょっとしたものを入れてお返しをすることで、日本に古くからある習慣です。「お移り」の風習は「これからもまた良いことがありますように」「おつきあいが続きますように」といった願いを込めてのものです。地方によって「おとび」や「おとめ」「おため」など呼び方もさまざまですが、神様の贈りものである「贈べ(たべ)」が変化した言葉で基本精神は同じです。

お歳暮のお返し選びに悩んだら、人気ランキングから選ぶのもおすすめです。小分け包装のお菓子やジュースなども用意しておくとお移りにも活用できます。

お歳暮のお返しを贈る際に注意すべきマナーは?

ここでお歳暮のお返しを贈る際に特に注意しておきたいマナーを2つ紹介します。お歳暮と同様に地域やお相手との関係性によって詳細は異なりますが、ここでは一般的なマナーについてご紹介します。

◾️お歳暮のお返しの品にはのし紙をかける

  •  12月初旬~下旬までに「お歳暮」で贈る

    12月初旬~下旬までに「お歳暮」で贈る

  • 良きタイミングで「御礼」で贈る

    良きタイミングで「御礼」で贈る

  • 1月1~1月7日頃までに「お年賀」で贈る

    1月1日~1月7日頃までに「お年賀」で贈る

  • 1月8日~立春(2月4日頃)までに「寒中見舞い」で贈る

    1月8日~立春(2月4日頃)までに「寒中見舞い」で贈る

お歳暮を贈るときと同じく、お返しを贈る際ものし紙をかけます。お歳暮のお返しにかけるのし紙は、贈り方によって表書きが異なります。配送で贈るなら、お届け日に合わせて表書きを変えておきましょう。

お返しの品物にかけるのし紙は、「蝶結び」で紅白5本または7本の水引がかかったものにしましょう。喪中の場合は、シンプルな白無地の掛け紙を使用します。

◾️喪中の場合は忌明け後に贈る

お歳暮は一年の感謝を込めて贈る季節のご挨拶のため、喪中の間でも贈れます。故人宛にお歳暮が届いた場合はありがたく受け取りましょう。お相手に訃報を流せていなかった場合は、連絡が遅くなったことをお詫びし、お歳暮をいただいたことへの感謝をお手紙等でお伝えします。今後も変わらぬお付き合いをお願いしたい場合は、お歳暮のお返しの品と共に挨拶状を添えるとよいでしょう。

しかし、日本では古くから死を穢れと考える風習があるため、お歳暮のお返しを贈る際は、四十九日を過ぎた忌明け後に贈るのがマナーです。

年末に差し迫った時期に忌明けを迎える場合は、松の内(1月7日頃)を過ぎてから「寒中見舞い」としてお返しを贈るとよいでしょう。喪中の際に贈るギフトのマナーについては、こちらの記事もご覧ください。

お歳暮は1回だけ贈ってもいい?

今年お世話になった方からお歳暮が届いた場合、お返しするか迷う方も多いのではないでしょうか。お歳暮は一度贈ると数年間に渡ってやりとりする慣習があるため、1回だけ贈ることはできません。

来年以降、お歳暮を贈るか決めかねる場合は、「御礼」など、別の名目でお返しをお贈りするのがよいでしょう。

また、今までやりとりをしていた方とお歳暮のやりとりをやめたい場合は、「御礼」の名目で贈り、お返しの品に添える挨拶状へ「来年以降は辞退したい」と記載するとよいでしょう。両親や親戚など、親しい間柄の方へお歳暮を辞退したいと連絡するのであれば、電話で伝えても差し支えないとされています。

お歳暮をいただいたら感謝の気持ちを伝えよう

お歳暮のお返しは基本的に不要ですが、届いた報告といただいたことへの感謝を込めてお礼状を贈っておきましょう。また、今後も良好な関係を築いていくために、お歳暮のお返しギフトを贈るなら、取り扱い商品が豊富でギフトサービスが充実しているシャディギフトモールのご利用がおすすめです。

シャディギフトモールでは、お歳暮のお返しにぴったりな品物を多数ご用意しております。お歳暮のお返しギフトに添えるお礼状も、たくさんのテンプレート・例文から選び、編集できます。のし紙・包装も無料でご用意していますので、お歳暮のお返しを贈る際はぜひシャディギフトモールをご利用ください。

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