出産内祝いのマナー・豆知識

出産内祝いの金額はいくら?相手別の相場やマナー

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最終更新日:2025.2.4
出産内祝いの金額はいくら?相手別の相場やマナー

出産祝いのお返しに贈る出産内祝い。
感謝の気持ちを伝える出産内祝いですが「お返しの相場がわからない」「出産内祝いの金額は、どのくらいが目安?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、出産内祝いの相場早見表と共に、いただいたお祝い品の金額がわからない場合や高額な出産祝いをいただいた際の対応について基本的なマナーをご紹介します。
ご両親や親族、友人や会社関係者に贈る際の金額相場についても解説しますので、出産内祝い選びや予算についてお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

出産内祝い(出産祝いのお返し)の金額相場早見表

いただいた出産祝いの金額 半返しの目安 三分の一返しの目安
3,000円 1,500円 1,000円
5,000円 2,500円 1,500円〜2,000円
10,000円 5,000円 3,000円〜3,500円
20,000円 10,000円 6,000円〜6,500円
30,000円 15,000円 10,000円
50,000円 25,000円 15,000円〜17,000円
100,000円 50,000円 30,000円〜35,000円

表を指差す女性のイラスト

出産内祝いや出産祝いのお返しの金額相場は、いただいた出産祝いの品物の半額(半返し)から三分の一程度が一般的です。
例えば、1万円のお祝いをいただいた場合の内祝いの金額は「3,000円~5,000円」が目安となります。

大半の方がいただいた出産祝いの半額程度を出産内祝いとして贈っているようですが、お返しするお相手やシーンによって金額は異なります。
特に高額な出産祝いをいただいた際、無理に半額の出産内祝いを贈る必要はありません。
出産内祝いの相場はあくまでも目安の金額のため、お相手との関係や地域の慣習等を考慮してお返しを贈りましょう。

【お相手別】出産内祝いの金額相場

お相手との関係性 出産内祝いの相場
両親 10,000~30,000円程度
兄弟・姉妹 年上の兄弟:三分の一
年下の兄弟:半返し
祖父母 10,000~30,000円程度
親族 年上の親戚:三分の一
年下の親戚:半返し
友人・知人 2,000~5,000円
職場関係者 上司・先輩:三分の一
同僚・後輩:半返し
その他 半返し

表を指差す男性のイラスト

出産内祝い(出産祝いのお返し)は、贈るお相手との関係によって相場内の金額が異なるケースもあります。
親族や職場関係者に出産内祝いを贈るなら、年上の方は三分の一、年下の方には半返しを目安に贈る慣習がある地域も。

ここからは、関係性別に出産内祝いの金額相場をご紹介します。

両親に贈る出産内祝いの金額

ご両親へ贈る出産内祝いの金額相場は、一般的に三分の一が目安とされています。
しかし「赤ちゃんのために役立ててほしい」という気持ちが込められているケースが多いため、出産内祝いはいらないと言われる場合もあります。

ご両親へ出産内祝いを贈る際は事前に贈りたい旨お伝えし、お返しは不要と言われた場合はお礼と共に赤ちゃんの写真を送ると喜ばれるでしょう。
ママと赤ちゃんの体調が良ければ、直接お礼を伝えに会いに行くのもいいかもしれませんね。

親戚・親族に贈る出産内祝いの金額

親族への出産内祝いは、いただいたお祝いの半額(半返し)から三分の一程度が一般的な相場です。
地域や親族の慣習によっては、年上の親族には三分の一、年下には半返しと、若い方へ贈る出産内祝いは手厚くするケースがあります。

また、親族からは高額な出産祝いをいただくケースも多いため、出産内祝いを用意する際はご夫婦で予算について話し合ってから贈るとよいでしょう。
親族から出産祝いのお返しはいらないと言われた場合も、必ずお礼を伝え、後日ご挨拶の意味を込めて赤ちゃんの写真入りメッセージカードを贈るのもおすすめです。

友達に贈る出産内祝いの金額

友達からの出産祝いは5,000円〜1万円ほどが相場のため、出産内祝いの金額は2,000円〜5,000円が目安になります。
しかし、友達からの出産祝いは品物でいただくケースも多く、相場に見合う出産内祝いを探すのが大変になることもあります。

出産内祝いの金額はあくまでも相場のため、金額にこだわりすぎず、お相手の好みに合う出産内祝いを贈るようにしましょう。
ただし、いただいた金額以上の出産内祝いを贈るのは失礼になるので、注意してください。

会社の上司など目上の方に贈る出産内祝いの金額

会社の上司や目上の方へ贈る出産内祝いの金額は、一般的な相場である三分の一程度でも問題ないとされています。
「目上の方だから、高価な贈りものをしなければ」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご年配の方や目上の方へ高額のお返しをするのは、マナーとして良くないと考えられています。

また、上司や目上の方へ贈る出産内祝いには、便利だからといってビジネスシーンで使う物を贈ると失礼とされています。
感謝の気持ちを伝える出産内祝いですが、今後も良いお付き合いを続けるために、相場だけでなく贈ってはいけない品物も事前に確認しておきましょう。

【ケース別】出産内祝いの金額相場と対応方法

出産祝いの品物の値段がわからないときや、高額なお祝いをいただいた際、どのくらいの出産内祝いを用意したらいいか悩んだことはありませんか?
ここからは、悩まれる方の多いケース別に出産内祝いの金額相場と対応方法についてご紹介します。

いただいたお祝い品の値段がわからないときの相場は?

「出産祝いにいただいた品物の値段が分からない…」というときは、ネットショップ等で金額を調べて相場の範囲内で出産内祝いを贈れば問題ありません。
どうしてもお祝いの品物の金額がわからない場合は、大体の金額を想定して出産内祝いを選ぶとよいでしょう。

また、金額にこだわりすぎると出産内祝いの手配に時間がかかってしまうため、お相手との関係性に合わせて一律で品物を贈ってもよいとされています。
内祝いは、元々はおめでたいことがあってから早々に贈るものですので、お祝いをいただいてから遅くとも1ヶ月以内には用意するようにします。

高額のお祝いをいただいたときの相場は?

目上の方や親族からは、高額の出産祝いをいただく場合もあります。
特に第一子の場合は高額な出産祝いをいただくケースが多く、出産内祝いの金額に悩んでしまう場合も。

しかし、お相手は「お子さんの出産をお祝いしたい」気持ちとして出産祝いを贈ってくださっています。
無理に相場に合わせるよりも、出せる範囲で心のこもった出産内祝いを贈るほうが喜ばれるでしょう。

また、出産内祝いを贈る際に赤ちゃんの写真が入ったメッセージカードや手紙を添えて贈ると、お祝いへの感謝の気持ちが伝わりやすいです。
シャディのオリジナルメッセージカードは、写真だけでなく動画も添付できるのでぜひご活用ください。

オリジナルメッセージカード

少額のお祝いをいただいたときの相場は?

出産祝いをいただく際、お花やちょっとしたギフトをいただくこともあります。
お祝いの金額が少額で、出産内祝いの品物を選ぶのが難しい場合は、500〜1,500円程度のプチギフトを贈るのがおすすめです。

プチギフトであれば、お相手に負担をかけずに快く受け取ってもらえるでしょう。

連名で出産祝いをいただいたときのお返し相場は?

友達や会社の方から連名で出産祝いをいただくことも少なくありません。
連名でいただいた際、出産内祝いを贈るならお一人ずつお返しするか、全員にまとめてお返しするか2つのパターンがあります。

1人ずつに内祝いをお贈りする場合

出産祝いを包んでいただいた方がわかっている場合は、一人ひとりに出産内祝いを贈るのが一般的です。
出産内祝いを用意する場合は「出産祝いの金額÷人数」を目安に、あまり高価ではないプチギフトを贈るとよいでしょう。

全員にまとめてひとつの内祝いをお贈りする場合

連名で包んでいただいた方の人数がわからない場合や、贈る相手が多い場合は、全員にまとめて一つの出産内祝いを贈るケースもあります。
まとめてお返しする場合は、個包装された焼き菓子やコーヒー、紅茶などのギフトセットがおすすめ。

しかし、全員にひとつの品物をお返しするのはあまり良くないという考えもあるため、お相手との関係性を考慮して出産内祝いを贈る必要があります。

出産祝いと品物を両方いただいた場合

出産祝いとして現金と品物を両方いただいた場合は、合計した金額をもとに出産内祝いギフトを選ぶのが一般的です。
たとえば、出産内祝いとして1万円、記念品が5,000円程度のものであれば、5,000〜7,500円を目安にギフトを選びます。

いただいた品物の金額がわからない場合は、おおよその金額を調べてみましょう。

出産内祝いを贈るお相手が喪中の場合

出産内祝いはお返しと赤ちゃんのお披露目の意味が込められた贈り物のため、お相手が喪中の場合でも贈ってよいとされています。
ただし、ご遺族が亡くなって間もない時期は慌ただしく、お相手の気持ちの整理もついていません。
出産内祝いを贈る一般的な時期は、お祝いをいただいてから1ヶ月以内ですが、お相手が喪中の場合は四十九日を明けてから贈るようにしましょう。

お相手に配慮して出産内祝いのお渡しが遅れる場合は、お祝いへの感謝と落ち着いた頃に贈る旨、事前にお礼状を贈っておくのがおすすめです。

出産内祝いを辞退された場合

出産のお祝いをいただく際、お返しはいらないと辞退されるケースがあります。
辞退される理由はお相手によってさまざまですが、親族や友人など気心知れている間柄の方であれば気遣いから遠慮されているため、素直に受け取ってよいでしょう。
いただいてばかりでは申し訳ないと感じるようであれば、出産内祝いではなく食事に誘ったり、ちょっとした手土産を用意したり別の形で感謝を伝えます。

また、職場の方や上司から出産のお返しはいらないと言われた場合は、社交辞令の可能性があります。
社交辞令で辞退されているのか判断できない場合は、出産内祝いを贈ったほうが無難です。
辞退された方へ出産内祝いを贈る場合は、高価なものは避け、お相手が負担に感じないギフトを選ぶと良いでしょう。

出産内祝いを贈るなら押さえておきたい基本マナー

最後に出産内祝いを贈る際に押さえておきたい基本マナーを3つご紹介します。

出産内祝いを贈る時期

出産内祝いを贈る時期は、お宮参りを終えた産後1ヶ月前後が目安とされています。
産後すぐに出産祝いをいただいた場合でも、お宮参り後に贈れば問題ないとされています。

また、出産祝いは、生後2〜3ヶ月と、後日いただくケースも。
お宮参り後に出産祝いをいただいた場合は、届いてから2週間〜1ヶ月以内に都度お返しするとよいでしょう。

赤ちゃんのお世話等で出産内祝いが遅れる場合は、事前にお詫びのご連絡をしておくとお相手も理解してくれます。無理のない範囲で感謝の気持ちを伝えましょう。

出産内祝いののし紙の選び方・書き方

表書きについて

出産内祝いには、上記のようなのし紙をかけるのが一般的です。
地域によっては短冊のしや、同じく短冊の形をした命名札をつける場合もあります。

出産内祝いはお祝いごとのため「紅白蝶結び」ののし紙を選び、表書きは「出産内祝」または「内祝」と記載します。
名入れ部分には、親の名前ではなく、赤ちゃんの名前を記載するのが一般的ですが、職場関係者に贈る場合は、姓を明記してもよいとされています。
赤ちゃんの名前を記載する際は、ふりがなをふっておくと覚えてもらいやすいでしょう。

出産内祝いで喜ばれる定番の品物

出産内祝いはお相手の好みに合わせて選ぶのが基本ですが、どんな物が喜ばれるのかわからない方も多いのではないでしょうか。
出産内祝いで喜ばれる定番の品物といえば、次の5つが挙げられます。

赤ちゃんのお披露目を込めて贈る出産内祝いには、名入れギフトが喜ばれます。
洋菓子や飲み物、生活用品などの消え物は、消費しやすくどなたに贈っても喜ばれるでしょう。

また、いつもお世話になっている方や高額な出産祝いを包んでいただいた方に贈るなら、お相手に好きなものを選んでいただけるカタログギフトもおすすめです。

出産内祝いの選び方については、下記の記事でも紹介しておりますのでぜひ参考になさってください。

出産内祝いの金額は、半返し~三分の一が目安

出産内祝いの金額は、半返し~三分の一が目安

出産内祝いの相場は、半返しから三分の一が目安です。
しかし、お相手との関係性や地域によっては、お付き合いの度合いに応じて金額が異なるケースもあります。
迷ったときは、ご両親や身近で出産されたママ友に相談してみるのもおすすめです。

また、出産内祝いには金額以外にも贈る時期やのし紙など、さまざまなマナーがあります。
どののし紙を選べばいいのか迷ったときは、ぜひシャディギフトモールへご相談ください。

シャディギフトモールでは、出産内祝い向けののし紙やメッセージカードを無料でご用意しております。
出産内祝いギフトもお相手や予算別、人気ランキングから選べるため、喜んでいただける商品を見つけやすいです。

出産内祝いギフト選びに悩んだら、ぜひシャディギフトモールのランキングをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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