香典返しのマナー・豆知識

一周忌のお返し(香典返し)には何がおすすめ?のし・相場マナーや品物の選び方

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最終更新日:2025.11.27
一周忌のお返し(香典返し)には何がおすすめ?のし・相場マナーや品物の選び方

一周忌を迎えるにあたって「一周忌のお返し(香典返し)には何を贈ったらいいの?」と悩んでいませんか。
相場やタブーとされる品物を知らずに適当に選べば、礼儀がないと思われる可能性があります。

わざわざ参列いただいた方々には、しっかり感謝の気持ちが伝わるものを贈りたいですよね。
そこで本記事では、一周忌のお返しにおすすめの品物を紹介します。

この記事を読むことで、相場やお返しの時期など、一周忌を迎えるにあたって知っておくべき情報がわかります。
ぜひ参考にしてください。

一周忌でもお返し(香典返し)は必要?

一周忌でもお返し(香典返し)は必要?

一周忌とは、故人が亡くなった翌年に行われる年忌法要で、親族や友人、故人が生前お世話になった方たちが参列者として招かれます。
参列される方から現金や供花等のお供えをいただくのが一般的です。

まずは一周忌でいただいたお供え物へのお返しが必要なのか、確認していきましょう。

一周忌法要では返礼品として引き出物を渡すのが一般的

一周忌法要には故人への供養として御仏前などのお供えを持参して参列される方が多いため、参列のお礼とお供えへのお返しとして「お斎(会食)」と「引き出物」を用意するのが一般的です。

お斎は法要後に行われる食事会のことで、地域や親族感の慣習によっては省略されることもあります。
省略する場合は、折詰弁当やお酒と一緒に引き出物を渡すのが一般的です。

引き出物は一周忌法要当日にお渡しするため、施主は法要に間に合うよう事前に品物を選ぶ必要があります。

一周忌のお返し(引き出物)と香典返しの違い

一周忌のお返しとは、一周忌法要に参列いただいた方へ贈る返礼品で、香典返しは通夜・葬儀で香典を包んでいただいた方へ贈るお返しを指します。
四十九日法要以降にいただく現金は、香典ではなく「御仏前」と呼ばれるため、一周忌のお返しも香典返しではなく「引き出物」や「返礼品」と呼びます。

どちらもお返しの品を贈るという意味がありますが、目的や渡すタイミング等が異なるため、用意する際は注意しましょう。

一周忌のお返し 香典返し
お渡しする方 一周忌に参列いただいた方、御仏前をいただいた方 通夜・葬儀で香典をいただいた方
渡すタイミング ・一周忌当日~法要後1ヶ月以内 ・忌明け(四十九日)後、1ヶ月以内
相場 ・お斎と引き出物を合わせて5~7割
・お斎を開催しない場合は半額~3分の1程度
・いただいた香典の半額~3分の1程度
贈る品物 お菓子・海苔などの消え物やタオルや洗剤などの消耗品 お菓子・海苔などの消え物やタオルや洗剤などの消耗品

香典返しについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

一周忌のお返し(香典返し)の基本マナー

ここからは一周忌のお返しを贈る際に押さえておきたい基本マナーを確認していきましょう。

一周忌のお返し(香典返し)はいつまでに贈る?

一周忌のお返しは、法要当日に一周忌法要を終えたタイミングでお渡しするのが一般的です。

お斎を行う場合は、開催会場のスタッフに参列者が席を立つ前に配ってもらうことも可能です。
お礼の挨拶も兼ねて直接手渡ししたい場合は、会食の合間もしくはお帰りの際に渡すとよいでしょう。
ただし、会食の合間に渡す際は、会食直後は食事をとっているため、ある程度時間を置いてから渡すのがポイントです。

一周忌法要に参列されなかった方や高額なお供えをくださった方には、一周忌法要から1週間〜10日後くらいまでを目安に、遅くても1か月以内に届くよう手配します。

一周忌のお返し(香典返し)の金額相場

一周忌のお返しの相場

一周忌のお返しの金額相場は、いただいたお供えの3分の1〜半額程度が基本ですが、お斎(会食)を行う場合は総額で7~8割の金額が目安です。
たとえば、お供えでいただいた金額が10,000円で会食代が5,000円の場合、2,000円~3,000円程度の引き出物を贈ります。
ただし、地域によってはお供えの同額程度の全返しが基本の場合もあるため、分からないときは家族や親戚などに確認しておきましょう。

なお、お供え代の目安は家族が30,000円、親族が10,000円、友人や生前お世話になっていた人が5,000〜10,000円といわれています。
一周忌のお返しは当日渡すことも多いため、お供えの目安から推測して準備しておくとスムーズです。

また、お斎を行わない場合は、参列者へ折詰弁当をお渡しするのが一般的です。
お供えで10,000円いただいた場合は、折詰弁当と引き出物の総額を合わせて7割~8割になるよう設定しましょう。

一周忌のお返し(香典返し)の掛け紙(のし紙)・表書きの書き方

  • 黒白結び切り

    黒白結び切り

  • 黒白結び切り・蓮あり

    黒白結び切り・蓮あり
    (主に関東で使用)

  • 黄白結び切り

    黄白結び切り

  • ゆり柄

    ゆり柄

一周忌のお返しには、「黒白または黄白の結び切り」の水引を使用した掛け紙を付けます。
表書きには「志」もしくは「粗供養」と書き、表書きの下には施主の苗字もしくはフルネーム、〇〇家と書きます。
香典返しでは薄墨の筆ペンを使用しますが、薄墨を使用するのは四十九日までです。
そのため、一周忌のお返しでは濃墨で構いません。

一周忌のお返し(香典返し)に添える挨拶状

一周忌のお返しを配送や郵送する場合は、お返しの品物に挨拶状を添えます。 挨拶状にはお供えのお礼と無事に一周忌を終えた旨を報告しましょう。
法要当日に手渡しする場合、必須ではありませんが、挨拶状を添えておくと丁寧です。

シャディギフトモールでは、弔事ギフトの挨拶状、掛け紙、包装紙を無料でお付けします。
宗教や地域によって異なるマナーにも対応しておりますので、ぜひご利用ください。

なお、時候の挨拶や句読点は使わない、重ね言葉を避けるなど、弔事の挨拶状には注意すべきポイントもあります。 詳しい挨拶状の書き方についてはこちらもご覧ください。

一周忌のお返し(香典返し)の選び方

一周忌のお返しは、香典返しと同じく消え物を選ぶのが一般的です。
ここからは、一周忌のお返しにふさわしい品物の選び方を確認していきましょう。

一周忌のお返し(香典返し)としておすすめの品物

一周忌のお返し(香典返し)としておすすめの品物

一周忌のお返しは、「悲しみを残さない」という意味から消え物を選ぶのがおすすめです。
特に次の3つは、一周忌のお返しの定番の品として引き出物ランキングでも人気の品です。

  • ・お菓子やお茶などの消え物
  • ・洗剤、タオルなどの消耗品
  • ・カタログギフト

お菓子やお茶、海苔や調味料などは、一周忌のお返しで喜んでもらえる代表的な消え物です。
また、タオルや洗剤も日常的に消費しやすく、悲しみを拭い去る・洗い流すという意味があるため、一周忌のお返しに適しています。

一周忌に参列される方が多く、お返し選びに時間がかかるという場合は、カタログギフトを選ぶとよいでしょう。
カタログギフトは、受け取った側がカタログの中から好きなものを選べるため、確実に喜ばれるものを贈れます。
「参列者の好みが分からない」「年齢層が広く品物を絞れない」というときも、カタログギフトなら品物選びに悩む必要がありません。

シャディ ギフトモールでは、一周忌のお返しに人気のお菓子やお茶、コーヒーなどさまざまな消え物を豊富に取り揃えています。
予算に合わせてお選びいただけるバラエティ豊かなカタログギフトもご用意しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

一周忌のお返し(香典返し)でタブーとされる品物

一周忌のお返し(香典返し)でタブーとされる品物

一周忌のお返しでタブーとされている品物は、次の3つです。

  • ・生肉や生魚
  • ・慶事で使われる縁起物
  • ・現金や具体的な金額がわかる商品券

一周忌のお返しでは香典返しと同様に、生肉や生魚は「四つ足生臭もの」といわれ、殺生を連想させるためタブーとされています。
慶事でよく選ばれる昆布やかつお節もまた、祝い事を連想させることから弔事返礼品ではタブーとされています。

また、マナー違反とまではいわないものの、金額がわかる金券や高価な品物は相手に気を使わせる恐れがあります。
相手によっては礼儀がないと思われる可能性もあるため、避けるのが無難です。

一周忌のお返し(香典返し)でよくある質問

最後に一周忌のお返しをお探しの方から寄せられるよくある質問に3つ回答します。

参列されていない方からお供え物が届いたらお返しは必要?

一周忌法要に参列されない方から、御仏前やお供え物が届いた場合は、法要後1ヶ月以内にお返しを贈るのがマナーです。
一周忌のお返しを配送する際は、返礼品と共に、下記のポイントを踏まえた挨拶状を添えておくとよいでしょう。

  • ・ご厚志へのお礼
  • ・一周忌法要を無事終えた報告
  • ・お返しの品を贈ること

一周忌のお返しを配送する際は、事前にお相手が受け取りやすい日時を確認しておくと安心です。

一周忌の引き出物は僧侶の方にも渡すべき?

一周忌のお返しとして贈る引き出物は、法要のお礼として僧侶の方にも渡すのが一般的です。
僧侶の方に渡す引き出物は、参列者に渡すものと同じで問題ありません。

渡すタイミングはお斎が終わった後が一般的ですが、会食を設けない場合はお帰りの際に「本日はありがとうございました」と一言添えて手渡ししましょう。
なお、徒歩やバイク等でご足労いただいた場合は、後日お寺にお礼として改めて持って行く場合もあります。

親族のみで一周忌を行う場合もお返し(香典返し)は必要?

親族のみで一周忌法要を行う場合も、基本的にお返しは必要です。
ただし、同居している親族のみで一周忌を行う場合は、お返しは必要はありません。

一周忌のお返しは、参列いただいたことへの感謝を伝える返礼品のため、お供えをいただいてもいただかなくても、用意しておくとよいでしょう。
地域や親族間のルールによって、お返しの有無は異なるので、事前に確認しておくと安心です。

一周忌のお返し(香典返し)に迷った際はシャディギフトモールの活用がおすすめ

この記事のまとめ

一周忌のお返しとは、一周忌法要で参列いただいた方やお供えをいただいた方へ贈る返礼品のことです。
返礼品を選ぶ際は、贈るお相手の好みや家族構成、予算に合わせるのがおすすめです。
参列される方の年齢層が幅広かったり、好みが分からない場合は、人気の食べ物や消耗品、カタログギフトから選ぶとよいでしょう。

シャディは、日本で初めてカタログギフトを開発したギフトのプロとして、一周忌のお返しにふさわしい品を多数ご用意しております。
さまざまな年代に喜ばれる総合版の「瑠璃」や、名店の極上グルメアイテムが多数掲載されている「味景」など、掲載商品が豊富な人気のカタログギフトをお選びいただけます。
また、地域や宗教に合わせた掛け紙や包装、挨拶状が無料でご利用いただける弔事用ギフトサービスも充実。

一周忌のお返しに何を贈ったらよいか迷ったら、安心のギフトサービスと品揃えが豊富なシャディギフトモールをぜひご活用ください。

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