香典返しのマナー・豆知識

香典返しの金額相場はいくら?高額な香典をいただいたときのお返しマナー

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最終更新日:2025.12.10
香典返しの金額相場はいくら?高額な香典をいただいたときのお返しマナー

香典返しの準備をするとき、「どれくらいの金額の品物を用意すればよいのか」相場が気になる方も多いのではないでしょうか。
香典返しの金額の目安は、地域や相手との関係性、後返し・当日返しなどの贈り方の違いによっても異なります。
特に喪主や施主の方は、贈るお相手に合わせて失礼のない対応をしたいという方も多いはずです。

本記事では、香典返しの一般的な相場と共に、高額な香典へのお返しや基本的なマナーについて解説します。
贈るお相手別におすすめの香典返しもご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。

香典返しの相場は半返しが基本

香典返しとは、通夜や葬儀、忌中にいただいた香典へのお礼です。
香典を贈ってくださった方には、四十九日後に忌明けのご報告を兼ねて香典返しを贈ります。

まずは香典返しの基本的な相場について確認していきましょう。

一般的な香典返しの金額相場は半返し~3分1程度

香典返しの金額は、いただいたご厚志(お香典・玉ぐし料・お花料・お供え)の半分程度を返す「半返し」が一般的といわれています。
関係性によって異なりますが、一般的にいただく香典の相場が5,000円〜1万円とされているので、2,500円~5,000円程度の品を用意するとよいでしょう。

香典返しは元々、いただいた香典を使って葬儀・法要を執り行い、残った半分をお世話になった方や菩提寺にお返しする慣習から半返しになったとされています。
地域や親族間のルールによっては相場が異なるので、香典返しを用意する前に家族に確認しておくと安心です。

当日返しの香典返しの相場は2,000円~3,000円

香典返しは、四十九日の忌明け法要後にお贈りする「後返し」が一般的ですが、地域によっては通夜や葬儀の当日に香典のお返しをする「当日返し(即日返し)」が主流の場合もあります。
当日返しの場合は、いただく香典の金額相場からお返し金額を想定し香典や供物の金額に関係なく、一律の品物をご用意します。
香典の金額は5,000円や1万円が相場とされていますので、当日返しの香典返しは2,000円〜3,000円程度の品物を選ぶことが多いようです。

しかし、香典でいただいた金額が多く、当日返しではお返しが不足する場合は、忌明け法要後に改めて品物を配送で送ります。
例えば2万円の香典をいただいた場合には、お返しの相場は半返しの1万円なので、当日返しでお渡しした3,000円を引いた7,000円程度の品物を四十九日後にお送りします。

5万円や10万円など、高額な香典をいただいた場合の香典返しの相場は?

香典の金額は5,000円や1万円が相場とされていますが、親族や身内、会社関係の方から5万円〜10万円ほどの高額の香典をいただくことがあります。
高額の香典には「葬儀の足しに」「今後の生活のために」という意味が合いが込められていますので、必ずしも半返しにこだわる必要はありません。 無理に半返しにしてしまうと「負担をかけてしまった」とお相手に気を遣わせてしまうため、忌明法要後に3分の1から4分の1程度の品物をお送りするのが良いでしょう。

高額な香典へのお返しには、幅広い金額のコースが用意されているカタログギフトが人気となっています。
シャディのカタログギフトでは、高級グルメや上質なブランドギフト、体験ギフトなど豊富な商品ラインナップから好きな商品をお選びいただける総合型のアズユーライクが特に人気です。

お供え物への香典返しは基本不要

供花やお供え物など、香典(現金)以外のお返しは、基本的には不要とされています。 しかし、1万円以上の高価なお供え物をいただいた場合や、地域や親族間のルールでお返しする慣習がある場合は、いただいた品物の半額〜3分の1程度の品を贈ります。

お供え物へのお返しが必要か迷ったら、親族や葬儀社に相談すると安心です。 下記の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

香典返しを贈るときの基本マナーと注意点

ここからは香典返しを贈るときの基本マナーと注意点について解説します。
失礼のない香典返しが贈れるよう相場と合わせて基本マナーも確認していきましょう。

香典返しを贈るのは四十九日法要(忌明け)後が基本

香典返しを贈るタイミングは、故人が仏の世界へ旅立たれる四十九日法要のあと(忌明け)にお送りするのが正式なマナーです。

しかし、近年は遺族の負担軽減のために香典返しを通夜や葬儀当日に行う「当日返し」も増えています。
香典返しをいつ贈るかは、地域や宗教、慣習によって異なりますので、葬儀社やご親族に確認しておくとよいでしょう。

遠方の方には配送で香典返しを贈ってもよい

何らかのご事情で法要に参列できない方には、香典返しを配送しても失礼ではありません。
近年は宅配便で香典返しを贈るケースも増えており、受け取りやすい日時を指定して贈れば、お相手も負担なく受け取ってもらえます。

香典返しを配送する場合は、忌明けを無事迎えたことと共に香典のお気遣いについて感謝が伝わる言葉を添えておきましょう。

香典返しにはお礼状を添える

香典返しを贈る際は、香典への感謝と無事忌明けを迎えた報告を簡潔に伝えるお礼状を添えるのがおすすめです。
四十九日法要当日に香典返しをお渡しする場合も、挨拶状を添えたほうがより丁寧な印象になります。

お礼状の詳しい書き方については、以下の記事をご覧ください。

香典返しの品選びは年齢や家族構成に配慮する

贈るお相手の年齢や家族構成に合わせて香典返しを選ぶと、丁寧に感謝が伝わります。
たとえば、ご高齢のご夫婦に香典返しを贈るなら、お茶や和菓子、日常的に使いやすいタオルなどが喜ばれます。
また、小さなお子さまがいるご家庭であれば、洋菓子やジュース、お米などがおすすめ。

品物選びに迷った際は、お相手を選ばずに贈れるカタログギフトもおすすめです。
カタログギフトなら、お相手の好みに合う品を選んでもらえるので、いらない品物を贈らずに済むでしょう。

香典返しの相場やマナーは地域によって違いがある

一般的な香典返しの相場は半返しとされていますが、地域によっては一律で金額が決まっていたり、葬儀当日にお返ししたりと慣習に差があります。 以前は香典返しの相場は関東では半返し、関西では3分の1返しが一般的とされてきました。
しかし、全国から葬儀・告別式に参列者が訪れ、単純に東西と分けて金額を決めることが難しいことから、半返しを行うご家庭が増えています。

香典返しの金額がよく分からない場合は、家族や親戚、菩提寺や葬儀社に確認しておくのが無難です。

【贈るお相手別】香典返しの金額相場とおすすめの品

ここで贈るお相手別の香典返しの相場とおすすめの品をご紹介します。

親族へ贈る香典返しは「日常使いできる消え物」がおすすめ

親族からいただく香典は比較的高額になりやすいため、香典返しの相場も5,000円〜25,000円とやや高くなる傾向があります。
高額なお返しとなると香典返しの選択肢も増えますが、お相手に喜ばれる品を贈るなら「日常使いしやすい消え物」ギフトがおすすめです。

たとえば、日持ちする食品や飲料品、調味料や上質なタオルなど、日常のなかで消費できるものであればいくつあっても喜んでもらえるでしょう。

会社関係者に贈る香典返しは「小分けのお菓子や飲み物」がおすすめ

会社の同僚、取引先から香典をいただいた場合は、職場で分けられるお菓子やコーヒーなどの香典返しが喜ばれます。
特に同僚からは連名で香典を包んでいただくケースも多く、一人ひとりにお返しを用意すると少額になりすぎてしまうため、個包装されたお菓子がおすすめです。
会社関係者から香典をいただく場合は、5,000円〜10,000円が相場とされているため、2,500円〜5,000円程度の香典返しを用意するとよいでしょう。

また、会社名義の香典は福利厚生の一つのためお返しは不要ですが、上司や社長個人からいただいた場合は香典返しを用意する必要があります。
上司や社長など目上の方へ香典返しを贈る際は、お相手の好きなものをお選びいただけるカタログギフトがおすすめです。

友人・知人へ贈る香典返しは「気軽に消費しやすいお菓子」がおすすめ

友人や知人から香典をいただく場合、5,000円〜10,000円が相場とされているため、香典返しを用意する場合は2,500円〜5,000円程度の品を用意します。
連名で香典をいただいた場合は、金額を人数で割ったうえで、個別に香典返しを用意しましょう。
代表者へまとめてお返ししてしまうと、一人ひとりに渡してもらう負担が増えてしまうため、少額となっても個別に香典返しを用意したほうが無難です。

友人や知人へ贈る人気の香典返しは、気軽に消費しやすいお菓子やジュース、コーヒなどの食べ物ギフトです。
香典返しは弔事の贈り物のため、派手なパッケージやお祝いをイメージする品は避けましょう。

香典返しの金額相場に関するよくある質問

最後に香典返しの金額相場でお悩みの方から寄せられるよくある質問に3つ回答します。

「香典返しはいらないと言われたけど本当に贈らなくていいの?」など、気になる質問に回答しました。

香典返しを贈らないケースはある?お返し不要と言われた場合は?

香典をいただく際に「お返しはいりません」と辞退された場合は、無理に香典返しを贈る必要はありません。
また、次のような場合には、香典返しをしなくても失礼にあたりません。

  • ・弔電のみを頂いた場合や、お悔やみの手紙のみをいただいた場合
  • ・故人の意志や遺族の意志により、香典返しをする代わりに寄付をした場合
  • ・一家の大黒柱が亡くなった場合
  • ・子供が未成年の場合

ただし、香典返しを贈らない場合は、四十九日法要を終えたご報告と共に、香典への心遣いへの感謝を込めたお礼状を贈るのがマナーです。
無事に忌明けの法要を終えたことと合わせて、いただいた香典の使い道や感謝の気持ちを伝えるとお相手に喜ばれます。

香典とお供え物を両方いただいた場合の香典返しはどうする?

香典とお供え物を両方いただいた場合は、いただいた香典の金額に対して香典返しを用意するのが一般的です。
しかし、高額な供花やお供え物をいただいた場合や、地域・親族間の慣習によっては、香典とお供え物を合わせた金額を基にお返しを用意するケースもあります。

香典に対してのみお返しする場合は、香典返しにお礼状を添え「お供えの心遣いもありがとうございました」と伝えておくと好印象です。

親族や親しい人だけを呼ぶ家族葬でも香典返しは必要?

近年、親族や親しい方だけを呼ぶ家族葬を執り行うご家庭が増えていますが、その場合も香典をいただいた方には香典返しが必要です。
また、後日弔問で香典を持参してくださる方もいるため、忌明け後にお返しできるよう香典返しを選んでおいたほうがよいでしょう。

四十九日法要当日に香典返しをお渡しできない場合は、法要から1ヶ月以内にお礼状を添えて品物を配送すれば問題ありません。

相場に合わせて香典返しを選ぶならシャディギフトモールへ

この記事のまとめ

香典返しは、参列や香典や供花などのお供えをいただいた感謝を伝える大切な贈り物です。
香典返しの一般的な相場は、半額から3分の1程度とされていますが、高額な香典をいただいた場合はお相手の負担にならない金額に調整するとよいでしょう。
また、地域や親族間のルールによって、香典返しの相場やマナーが異なるケースもあるため、事前にご家族や地域のギフトショップ等に確認しておくと安心です。

シャディギフトモールでは、弔事用のカタログギフトや、お菓子やお茶、タオルなど、相場に合わせて選べる香典返しギフトを多数ご用意しています。
地域や宗教に合わせた掛け紙、挨拶状、包装など、充実した無料ギフトサービスもご利用いただけるため、失礼のない香典返しを選びたい方におすすめです。
また、正午までのご注文で当日出荷が可能なお急ぎ便にも対応しているので「想定よりも多く香典をいただいてしまった」という場合もスピーディーに対応できます。

故人を供養していただいた方へ感謝を伝えるなら、ぜひ相場に合わせて多様なギフトが選べるシャディギフトモールをご利用ください。

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